大みそかに開催される格闘技『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』(さいたまスーパーアリーナ)の出場選手インタビューが29日に都内で行われ、「RIZIN VS Bellator全面対抗戦」の副将戦(第14試合)でRIZIN軍のクレベル・コイケと対戦するパトリシオ・ピットブルが、2日後に迫った試合への意気込みを語った。
かつて兄のパトリッキーがRIZINに参戦したことがあるが「彼が日本で試合をしたときは嫉妬したし、今回は自分にもチャンスがめぐってきた」というほど、日本での試合を待ち望んでいたパトリシオ。2週間前から来日し「時差ボケは治っているし、体重もバッチリ。最後に試合の準備をするだけ」とすでに臨戦態勢で「自分が勝利します」と絶対的な自信を見せる。
この試合は、5対5の全面対抗戦の中でも唯一の“現役王者対決”となる。今回はタイトルマッチではないが「両方のタイトルにふさわしい試合になる。タイトル統一戦にできればとも思ったけど、新しいタイトルを作るとか、そういう機会を望みます」とさらなる展開も見据える。
来日後は、今年5月にクレベルと対戦したRIZINファイターの萩原京平と練習をともにしている。その試合について「京平はミスをしていて、それがなければ勝っていて今頃チャンピオンだった」と分析し、「あの試合を見ていろいろ学んだので、とても感謝の気持があります」と“日本のピットブルファミリー”の協力を喜んだ。
来日後に日本観光を楽しんでいるが、「もっと時間があれば、京都に行ってみたい。神社などが好きなので、日本の歴史を見てみたいですね」と語った。