ともにK-1で戦っていた時代から因縁があった皇治と芦澤。今年からRIZINに参戦した芦澤が“キックボクシングの最後の試合”の対戦相手として皇治を指名して試合が決定すると、会見では大乱闘を繰り広げ、2人きりでの道頓堀での船上会見、さらに異例の同時公開練習など、対戦前に何度も顔を合わせながら試合に向けて盛り上げてきた。
そして迎えた試合本番、お互いに激しい打撃を繰り出す一進一退の攻防を繰り広げ、判定までもつれ込むと、2−1で芦澤が勝利。皇治が先にリングを降りるときにはお互いに肩を叩いて検討を称え合い、芦澤は試合後の会見で「大阪でメインでできたのは皇治のおかげでもあるから感謝してる」と語っていた。
試合から1週間後に公開された動画で、芦澤は「格闘技最高だな。一番注目されているRIZINでメインをやれて最高だった」と試合を振り返り、皇治について「マジで打たれ強い。膝が刺さってる感触は合ったんですけど」とタフネスぶりを称えた。
また、皇治がこの試合に向けた会見やインタビューで語っていた「この試合はイージーファイト、イージーマネー」という発言について、「初めて言われたけど、あんな悪口はない。格闘家としてそれに勝つ悪口はない。あんなことを言われて、俺が1ラウンドや2ラウンドで負けてたら、俺はもうここにいないですよ」とまくし立てた。
続けて「負けてたらすべてを失ってたし、俺はBreakingDownのことをバカにしてたけど、朝倉未来とかアイツらに何を言われたか。だから俺は絶対に負けられなかった」と胸に秘めていた決意を明かした。
芦澤は動画の中で、今後の目指すべき方向についても語っている。