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今年9月のドーピング検査は「陽性」だった
今年の大みそかに開催される格闘技イベント「RIZIN.45」の対戦カード発表が24日、都内で行われた。元K-1の木村ミノルの2回目のドーピング検査結果が発表された。再び「陽性」と公表された。
木村を巡っては今年9月、RIZIN側が開いた会見で「筋肉増強剤」の成分を含む禁止薬物の使用が判明。使用の6月から半年間の出場停止処分のほか、ロクク・ダリにKO勝ちを収めた6月の試合が無効試合になることや罰金処分も発表された。
今年の復帰はないように思われていたが、今月11日に安保瑠輝也と大みそかに対戦することが電撃発表。榊原信行CEOからは2度目のドーピング検査が行われていることが明かされ、陽性の場合はこのカードは消滅し、陰性だった場合のみ実施すると語られた。
榊原信行CEOは「なんと陽性……。ちょっと笑うしかない。お粗末な結果になりました」と思わず笑ってしまった。
本人サイドは「絶対大丈夫」とクリアな肉体であることを強調してたという。榊原CEOは6月の検査に比べ「明らかに引っかかっているドーピングの項目数は減っているのは事実だけど、引っかかっているのも事実。まだ完全じゃない」と検査結果の詳細を明かした。
陽性を受け木村のコメントも発表。「検査結果は厳粛に受け止めます。まだ成分が体に残存していた。クリーンになるまで練習と治療を続けます」とし、対戦予定であった安保に謝罪。最後には「必ず戻ってくるので来年このカードが実現できるように頑張ります」と再起を誓っている。ENCOUNT編集部