結成15年以内で争う漫才日本一決定戦「M−1グランプリ2023」決勝が24日、都内のテレビ朝日で行われ、令和ロマンが第19代王者に輝いた。さや香、ヤーレンズとの最終決戦を制した。吉本興業所属芸人として3年ぶりの栄冠。史上最多8540組の頂点で、賞金1000万円などを手にした。
18年結成の若手で、高比良くるま(29)の変幻自在のボケと松井ケムリ(30)の安定感ある突っ込みで爆笑をさらった。審査員を務めた松本人志は「1本目より強いネタを残していた感じがして根性勝ちだなと思いました」と総合力を評価した。高比良は「うれしいです。来年もM−1出ます!!」と絶叫。松本に「汗臭い」と言われたことがあるという松井は「汗臭くても優勝できるということを証明できて良かった」と喜びをかみしめた。
決勝は進出9組に敗者復活戦の勝者1組を加えた計10組で争った。1次ラウンドでそれぞれがネタを披露し、7人の審査員(松本人志、富澤たけし、博多華丸・大吉の大吉、山田邦子、中川家礼二、ナイツ塙宣之、初参加の海原ともこ)が各100点、合計700点満点で採点。上位3組が再びネタ披露し、最多票を得た組が優勝する形だった。

