【先週のあらすじ】
9歳になった万太郎(小林優仁)は、武家の子息が通う学問所に入るがいじめられてしまう。しかし学頭の蘭光(寺脇康文)から植物の不思議な生態を教わり、学ぶ楽しさに目覚め、植物の研究に没頭するように。3年後、小学校の開校に伴い学問所は廃止へ。蘭光のもとで高度な学問に触れてきた万太郎には、小学校の授業はつまらず、辞める決断を下す。
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18歳になった万太郎(神木隆之介)は、植物採集のさなか、見たことのない美しい花・ジョウロウホトトギスと出会う。姉の綾(佐久間由衣)は縁談より酒造りに興味があり、蔵人の幸吉(笠松将)に造り方を教えてもらうことに。奉公人の竹雄(志尊淳)は立派な働き手として万太郎を支えながら、綾にひそかな思いを寄せていた。ある日、「峰屋」の酒を東京で開かれる博覧会に出品しないかとの話が舞い込む。
朝ドラ108作目の「らんまん」は、明治の世を舞台に、高知県出身の植物学者・牧野富太郎をモデルに描くオリジナルストーリー。主人公の万太郎を演じる神木隆之介は、子役時代から活躍し、実力、人気共に将来を最も期待される若手俳優。朝ドラの男性主人公は「エール」以来の6作ぶりとなる。万太郎の妻で、明るさと芯の強さを持つヒロイン・寿恵子に浜辺美波を抜擢。脚本は、演劇作品やNHKドラマで数々の受賞歴を持つ長田育恵が担当する。