逢坂氏は、1985年埼玉県生まれ。2008年国際学部国際学科卒業。2021年に『同志少女よ、敵を撃て』でデビューし、「第11回アガサ・クリスティー賞」大賞を受賞、「第166回直木賞」候補となる。さいたま市在住。
本作は、第二次世界大戦時のソ連の女性狙撃手がヒロイン。セラフィマら女性だけで編成された狙撃小隊が見つめた生と死、戦争の悲惨さを描く。
■2022年本屋大賞ノミネート10作
『赤と青とエスキース』青山美智子(PHP研究所)
『硝子の塔の殺人』知念実希人(実業之日本社)
『黒牢城』米沢穂信(KADOKAWA)
『残月記』小田雅久仁(双葉社)
『スモールワールズ』一穂ミチ(講談社)
『正欲』朝井リョウ(新潮社)
『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬(早川書房)
『星を掬う』町田その子(中央公論新社)
『夜が明ける』西加奈子(新潮社)
『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成(KADOKAWA)
■歴代大賞作品(書名、著者、出版社)
第1回:『博士の愛した数式』小川洋子(新潮社)
第2回:『夜のピクニック』恩田陸(新潮社)
第3回:『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』リリー・フランキー(扶桑社)
第4回:『一瞬の風になれ』佐藤多佳子(講談社)
第5回:『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎(新潮社)
第6回:『告白』湊かなえ(双葉社)
第7回:『天地明察』冲方丁(角川書店)
第8回:『謎解きはディナーのあとで』東川篤哉(小学館)
第9回:『舟を編む』三浦しをん(光文社)
第10回:『海賊とよばれた男』百田尚樹(講談社)
第11回:『村上海賊の娘』和田竜(新潮社)
第12回:『鹿の王』上橋菜穂子(KADOKAWA 角川書店)
第13回:『羊と鋼の森』宮下奈都(文藝春秋)
第14回:『蜜蜂と遠雷』恩田陸(幻冬舎)
第15回:『かがみの孤城』辻村深月(ポプラ社)
第16回:『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ(文藝春秋)
第17回:『流浪の月』凪良ゆう(東京創元社)
第18回:『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ(中央公論新社)