【RCC石田アナ】女子100メートルハードル福部選手に感銘

 3連覇後の苦難を乗り越え掴んだ初の日本一。11日の日本選手権・女子100メートルハードルを制した福部真子選手(26)は「つらい時期もありましたが逃げなかった自分を褒めてあげたい」と語りました。

 9年前、広島皆実時代にインターハイで3連覇。しかし輝かしい経歴が見えないライバルに…。「見てほしいのは今の自分なのに。打破しようと頑張っても3連覇ばかり言われ経歴が邪魔をする」。そんな日々から逃げなかった理由は「周りの人に恵まれていたから。弱音も吐きましたが、家族、友人、先生などに支えてもらった」と感謝を口にしました。

 日本選手権の前夜は4時間半しか眠れずフライングをする夢も見たそうです。それでも決勝では日本記録保持者を突き放し13秒10で初優勝。今後は「初の12秒台をマークして世界で戦えるように」と新たな目標を定めます。

 3連覇から4年経つカープへのエールもいただきました。「選手は負けたくて負けているわけではないはずです。周囲からの厳しい言葉はプロじゃないと言われません。誇りをもっていい部分かもしれません。でも選手をつぶすのも全く関係ない周りの一言。ファンの皆さんも“応援が楽しみだから仕事を頑張ろう”となる存在がカープ。選手も“ファンに勇気を与えたい”と練習をしている。お互いがウインウインの関係ならまた優勝が近づくのではないでしょうか」

 3連覇も、苦難の乗り越え方も、支えの大切さも知る福部選手の言葉。心にしみます。

 石田 充(いしだ・みつる)1982年生まれ。広島市出身。熊本のテレビ局を経て、2007年RCC入社。カープ野村、中田らを広陵高時代から取材。黒田の日米通算200勝やカープ連覇の実況を担当。4人兄妹の次男で、兄・一洋は関西テレビアナウンサー。

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