【R−1グランプリ】田津原理音が優勝「スターにならないと…」夢がある王者へプレッシャー

【R−1グランプリ】田津原理音が優勝「スターにならないと…」夢がある王者へプレッシャー

R−1グランプリで優勝し、喜ぶ田津原理音(中央)(C)カンテレ

(日刊スポーツ)

<ピン芸日本一決定戦 R−1グランプリ2023>◇決勝・ファイナルステージ◇4日◇フジテレビ

芸歴10年以内で争うピン芸日本一決定戦「R−1グランプリ2023」の決勝が4日、都内のフジテレビで行われ、田津原理音(29)が第21代王者に輝いた。進出した8人で争い、コットンのきょん(35)との最終ステージを制した。3537人の頂点で、賞金500万円などを手にした。

優勝が決まると天を見上げ、紙吹雪を浴びた。11度目の挑戦で決勝にも初進出での栄冠。劇場出演は月数回で今もアルバイトで生計を立てていた男は「想定していませんでした。どんな人生〜!」と絶叫した。

2度の出番ではともにカードゲーム開封を題材としたネタを披露。突っ込みどころある日常風景を書いたカードを次々と見せる芸で笑わせた。審査員のバカリズムは「ただカードの羅列にならないよう構成も工夫していて面白かった」と語り、陣内智則も「テンポが良くてお客さんもウケていた」と絶賛した。

昨年のM−1グランプリでは優勝したウエストランドに「R−1には夢がない」と指摘された。田津原は「僕がスターにならないと言われてしまうのですごいプレッシャー」と表情を引き締め「夢があると思ってもらえるような活躍ができるよう頑張りたい」。会見では天海祐希主演のフジテレビ系4月期ドラマへのご褒美出演も発表され「もう夢あるじゃないですか!」と喜び、賞金500万円の使い道には「家の電子レンジが5回に1回しか温まらないので買い替えたい」と目を輝かせた。【松尾幸之介】

◆田津原理音(たづはら・りおん) 1993年(平5)5月25日、奈良県生まれ。吉本興業所属。芸歴10年目。18年王者の濱田祐太郎と21年王者のゆりやんレトリィバァは同期。趣味は古着屋巡り、特技は写真撮影、ポスターデザイン。大阪まいしまシーサイドパークの「ネモフィラ祭り2021インスタグラムフォトコンテスト」でグランプリを受賞。175センチ、77キロ。血液型B。

◆R−1グランプリ ピン芸日本一を決める大会で02年に第1回を開催。R−1のRは「落語」の頭文字で第1回は全員が座布団上で漫談を披露していたのがルーツ。アマチュアでも出場でき、プロは第19回大会から出場資格が芸歴10年以内となった。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね♡
URLをコピーする
URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アフィリエイター初心者です!よろしくお願いします。

目次
閉じる