ジャニーズ事務所は10日、企業公式ホームページに「NGリストについて」と題した声明を発表。10月2日の記者会見で、運営スタッフが実在した顔写真入りの記者の“指名NGリスト”について経緯を説明した。実際の「写真入りNGリスト」(※一部黒塗り)や会見の進行台本も公開した。ポイントは大きく分けて5つ。
(1)『NGリスト』は『指名NG』ではなく、『要注意』『留意』すべき人物、の意図だった
(2)NGリストは弁護士も同席し、想定質問問答をすり合わせた会見の最終打ち合わせ(9月30日)で運営のFTIコンサルティングから初めて提示された
(3)前出の打ち合わせで井ノ原快彦が「NGって何ですか、当てないとだめですよ」という趣旨の発言。弁護士からも同じ趣旨の指摘が相次ぎ、『NG記者』でも時間の許す限り質問に対応すべき、の方針に
(4)会見当日にFTI担当者が「写真あり指名リスト」を作成。ジャニーズ事務所や弁護士側の了解をとらないまま、独断で作成して共有した
(5)会見当日、『指名NGリスト」記者にも回答。不規則発言を伴う質問を含め、『NG記者』に対して回答した質問の総数(合計8問)及び、質疑のために対応した時間(合計14.5分)は、『指名候補記者』とされている記者からの質問数(合計5問)、及び同記者の質疑への対応時間(合計11.5分)を上回っている