俳優の木村拓哉が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「風間公親―教場0―」(月曜・後9時)の初回が10日に放送された。(以下、ネタバレがあります。ご注意ください)
フジテレビ開局65周年特別企画となる同作は、木村演じる刑事指導官・風間公親(かざま・きみちか)がキャリアの浅い若手刑事とバディを組み、殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学ばせる育成システム、通称「風間道場」に起こる出来事を描くストーリー。脚本は君塚良一氏、演出を中江功氏が務める。
2019年。地域課の制服警官だった瓜原潤史(赤楚衛二)は、ある事件の犯人を逮捕し、署長賞を受賞する。県警本部捜査一課・調整官の眞堂丈史(小林薫)は、瓜原に捜査一課への配置換えを命じ、風間からの連絡を待つよう告げた。
風間は、県警本部捜査一課の刑事指導官。キャリアの浅い新人刑事とバディを組み、実際の事件捜査を通じて刑事として必要なスキルを学ばせる任務に当たっている。刑事仲間はそれを「風間道場」と呼んでおり、瓜原は「風間道場」で実際の事件を通して刑事の基礎を叩き込まれることになったのだ。
そんな折、タクシーの乗客が刺殺される事件が発生する。殺されたのはホストクラブのオーナー・芦沢健太郎(久保田悠来)。芦沢は、女性と一緒にタクシーに乗車した。だが先に降りたその女性から、酔って寝てしまった芹沢を指定した場所まで送り届けるよう指示されたらしい。死んでいるのに気づいたのは、指示された場所で芦沢を降ろそうとしたときだという。
瓜原は、風間からタクシー運転手の話を聞くよう命じられる。運転手は、芦沢が「旅の記録だ」といって女性にタブレットの画像を見せていたと証言していた。風間の助言もあり、瓜原がタクシー会社を調べると日中弓(内田理央)という女性が容疑者として浮かび上がった。
その事件が解決する前に、第2の事件が発生。捜査線上に浮上したのは益野紳祐(市原隼人)だった。瓜原は事件を解決するが、風間は「転属願」を突きつけ「残念ながら君には見込みがない。交番勤務に戻ってもらう。それにサインをして持ってきてくれ」と突き放した。
初回ラストの展開に「教場観ててちびりそう 好きなドラマだ〜〜〜」「こわすぎる 誰か助けてくれ」「教場、ここ数年で一番面白い」「次々とテストが出題されていくような展開だな」といった声が寄せられた。