<※以下、ネタバレ有>
稀代の喜劇作家にして群像劇の名手・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。物語は、江戸幕府まで続く強固な武家政権樹立を決定づけた義時と朝廷の決戦「承久の乱」へと向かう。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑んだ。
第42話は「夢のゆくえ」。忠臣・和田義盛(横田栄司)を失った3代鎌倉殿・源実朝(柿澤勇人)は、後鳥羽上皇(尾上松也)を手本として自ら裁定を下していくと決意を新たに。北条泰時(坂口健太郎)をそばに置き、自身の政を進める。一方、鎌倉における地位を盤石とした北条義時(小栗)は、のえ(菊地凛子)に勧められて執権を名乗ることを決断。未熟な実朝たちをけん制する。実朝と義時の関係がうまくいかないことに政子(小池栄子)が気をもむ中、源仲章(生田斗真)が京から戻り…という展開。
「#鎌倉殿の13人」はオンエア中からの世界1位ならず。午後8時47分になり「水星の魔女」から奪首した。
「後鳥羽上皇」「上皇」は冒頭、実朝の夢枕に立ち、視聴者の爆笑をさらった。後白河法皇(西田敏行)が源頼朝(大泉洋)の夢枕に立ち、頼朝が金縛りになったように固まった第3話「挙兵は慎重に」(1月23日)などのシーンのリフレイン脚本&演出。前回も三谷氏が監督・脚本を務めた映画「ステキな金縛り」(11年公開)風と反響を呼んだ
番組公式ツイッターに公開された「かまコメ(撮影直前・直後の音声コメント)」。松也は「久しぶりに柿澤くんと一緒に仕事ができたのが楽しかったのと、三谷さんらしいというんですかね、ちょっとユーモアが入っているような、後鳥羽上皇のイメージが少し変わるような、夢の中ですからね。僕がドラマの中で通している上皇とはちょっと雰囲気が違う感じができたのも楽しかったです。(末永創)監督の方からは、あくまでも実朝のイメージの中の後鳥羽上皇ということなので、僕がドラマの中でやっている上皇というよりは少しニヒルなというか、ちょっと色気を出した感じのイメージですかね」と述懐。
後白河法皇の夢枕シーンとは「別物というか、作品の中ではリンクしているところがあるんでしょうけれども、今回は今回ということで、僕はやらせてもらいました」としながらも「でも、凄く三谷さんらしいシーンだなという感じの印象だったので、僕の後鳥羽上皇の中にもそのシーンが取り入れられていたのは凄くうれしかったし、僕自身は役柄としてはですけど、お仕事的には西田さんとは今回ご一緒していないので、少し通ずる部分があるというのは楽しいですね」と喜んだ。
■日本のトレンド(11月6日午後9時)(50位以内)
(1)#鎌倉殿の13人(120752ツイート)
(17)トキューサ
(19)時政パパ
(25)実朝くん
(29)上皇さま
(35)後鳥羽上皇
(48)(後)白河法皇
■日本のトレンド(11月6日午後10時)(50位以内)
(2)#鎌倉殿の13人(160308ツイート)
(16)トキューサ
(21)時政パパ
(36)実朝くん
■世界のトレンド(11月6日午後9時)(50位以内)
(1)#鎌倉殿の13人(125801ツイート)
(16)トキューサ
(21)時政パパ
(31)実朝くん
(38)上皇さま
(44)後鳥羽上皇
■世界のトレンド(11月6日午後10時)(50位以内)
(3)#鎌倉殿の13人(161085ツイート)
(35)トキューサ
(39)時政パパ