NHKは16日、ドラマ告知のアカウントで、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のスペシャルトークショーが11月13日に神奈川県鎌倉市で開かれることを明らかにした。出演者は北条政子を演じる小池栄子と大江広元役の栗原英雄。ドラマでは政子と広元の〝関係〟が注目されている。
初代「鎌倉殿」源頼朝(大泉洋)の妻で、頼朝死後は後継将軍の母「尼御台」として一定の権威を維持する政子。広元も京都から鎌倉にやって来た非武家の側近官僚として頼朝に仕え、2代頼家以降も「13人」の1人として鎌倉殿を支えた。
2人が注目されたのが今月11日の放送。政子の父で鎌倉幕府初代執権の北条時政(坂東彌十郎)が、娘婿の畠山重忠(中川大志)を討つといきり立つ中、討伐の権限を有する3代将軍源実朝(柿澤勇人)が行方不明に。その身を案じる関係者の集まりで、広元が「われらが見つけられないということは、執権殿も見つけられぬということ」と政子に語る。政子は「あなたに言われると心が落ち着きます」と答えた。
感慨深げな広元の表情に続き、政子の妹で実朝の乳母である実衣(宮澤エマ)のいぶかる顔が映しだされる。何かに気づいたような実衣。微妙な空気を察したのか、政子は唐突に「あなた、いいお香、使ってるわね」と実衣に話を振り「何よ、こんな時に」と言い返され、謝った。
SNSでは「政子と広元さん、見つめ合いが恋愛モード」などと、ただならぬ?空気を感じ取った視聴者の反応が。そんな2人のトークショーが開催されるとあって「あの世から頼朝さんのビデオレターとか届きそうなイベント」と注目する声が上がっている。
政子にとってのハイライトは、後鳥羽上皇(尾上松也)らと対峙した一大決戦・承久の乱。御家人衆を鼓舞したとされる政子の下、広元も幕府側の勝利に貢献したといわれる。NHKも2人をトークショーで〝後押し〟。今後は政子と広元の秘めたロマンスが描かれるのか…。