<第74回NHK紅白歌合戦リハーサル>フォトセッションに臨む乃木坂46(前列左から山下美月、井上和、久保史緒里、後列左から梅澤美波、賀喜遥香、遠藤さくら、与田祐希)=撮影・大城 有生希)
昨年の紅白で、齋藤飛鳥が卒業。1期生36人全員を送り出し、新時代への一歩を踏み出した1年だった。紅白はメンバー全員が出場し、5期生の井上和(なぎ=18)が初センターを務めた「おひとりさま天国」を披露する。
昨年は山下美月(24)が、乃木坂メンバーとしては初めて連続テレビ小説「舞いあがれ!」にレギュラー出演。久保史緒里(22)も、乃木坂の一員として初の大河ドラマ「どうする家康」に出演するなど、個人個人が老若男女に知られてきた。
山下は「乃木坂を知らなかった層の方にも名前を知ってもらえる年になった。久留美ちゃんという言葉で、たくさんの場所で呼んでいただけた。久留美ちゃんを知って下さった方に向け、パフォーマンスしたい」と意気込んだ。
久保は昨年の紅白を思い起こしていた。「ちょうど1年前の紅白の時に、殿(徳川家康役)である松本潤さんとごあいさつした。今年は撮影を経て最終回を迎えて、1年大河を楽しんでくれた皆さんの声も反響いただき、うれしかった」。紅白のステージは、その感謝を伝える舞台になる。
今回の番組テーマは「ボーダレス−超えてつながる大みそか−」。コロナ禍や世界での戦火、自然災害など不安な時代だからこそ発揮できる、音楽の力を表現する。司会は有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造アナウンサー。
ゲスト審査員は、元車いすテニスの国枝慎吾さん、陸上女子やり投げの北口榛花、俳優・堺雅人、寺島しのぶ、吉高由里子、歌人・俵万智さん、お笑いタレントのバカリズム、ウクライナ国立歌劇場バレエ芸術監督・寺田宜弘さんの“今年の顔”8人。