【第96回アカデミー賞】宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』長編アニメ映画賞ノミネート

【第96回アカデミー賞】宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』長編アニメ映画賞ノミネート

『君たちはどう生きるか』北米版ポスター(C)2023 Studio Ghibli

(ORICON NEWS)

 米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは23日(現地時間)、「第96回アカデミー賞」のノミネート作品を発表。スタジオジブリ・宮崎駿(※崎=たつさき)監督の『君たちはどう生きるか』が長編アニメ映画賞にノミネートされた。第75回(2003年開催)で長編アニメ映画賞を受賞した『千と千尋の神隠し』(宮崎駿監督)以来、2作目の受賞に期待がかかる。

 宮崎駿監督作品では、第86回(14年開催)の『風立ちぬ』以来の長編アニメ映画賞へのノミネート。スタジオジブリ作品では、第87回(15年開催)に『かぐや姫の物語』、第88回(16年開催)に『思い出のマーニー』、第89回(17年開催)に『レッドタートル ある島の物語』(※フランス・ベルギーとの共同製作)も長編アニメ映画にノミネートされている。

 『君たちはどう生きるか』は、今月7日(現地時間)に発表された「第81回ゴールデン・グローブ賞」で、日本映画として初めてアニメーション映画賞を受賞する快挙を成し遂げたばかり。

 昨年7月14日に日本で公開され後、世界各国での公開を前に海外映画祭へも続々と出品され、「第48回トロント国際映画祭」では“邦画として初”、アニメーション作品としては“世界初“のオープニング上映作品に選出されたのを始め、「第71回サン・セバスティアン国際映画祭」や「第61回ニューヨーク映画祭」など、由緒ある国際映画祭にて上映された。

 クリスチャン・ベール、デイブ・バウティスタ、ジェンマ・チャン、ウィレム・デフォー、カレン・フクハラ、マーク・ハミル、ロバート・パティンソン、フローレンス・ピューなど、英語吹き替え版のキャストも大きな話題となり、11月22日からニューヨーク、 ロサンゼルスの4館で先行上映が開始され、アメリカでの宮崎駿監督作品の劇場平均興収として過去最高成績を記録。12月8日からアメリカ&カナダにて2205館で公開され、公開初日から3日間(12月8日〜10日)のオープニング興収(先行上映含む)で約1297万ドル(約18.9億円)を記録し、日本映画オリジナル作品としては初となる、北米週末興行収入ランキング第1位を獲得した。

 12月1日にはニューヨーク映画批評家協会賞のBest Animated Filmを、12月10日にはロサンゼルス映画批評家協会賞のBest Animationとボストン映画批評家協会賞Best Animated Filmを受賞するなど、賞レースにおいても大きな注目を集めてきた。前出の「ゴールデングローブ賞」の受賞に続いて、今月18日に発表された「第77回英国アカデミー賞(BAFTA)」で日本作品としては初めてアニメ映画賞にノミネート。アニメーション界のアカデミー賞と呼ばれる「第51回アニー賞」でも長編作品賞など7部門にノミネートされている。

 「第96回アカデミー賞授賞式」はアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて3月10日(※現地時間)に開催される。

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