【第96回アカデミー賞】『哀れなるものたち』、作品賞受賞ならずもエマ・ストーンの主演女優賞受賞ほか4部門に輝く

【第96回アカデミー賞】『哀れなるものたち』、作品賞受賞ならずもエマ・ストーンの主演女優賞受賞ほか4部門に輝く

『哀れなるものたち』ヨルゴス・ランティモス監督と主演のエマ・ストーン

(MOVIE WALKER PRESS)

現地時間3月10日(日本時間3月11日)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催中の第96回アカデミー賞授賞式。11部門でノミネートされていた『哀れなるものたち』(公開中)は、主演女優賞をエマ・ストーンが受賞したほか、衣裳デザイン賞、美術賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の計4部門に輝いたものの作品賞は惜しくも逃した。

『女王陛下のお気に入り』(18)のヨルゴス・ランティモス監督とストーン、そしてサーチライト・ピクチャーズが再タッグを組んだ本作。天才外科医によって奇跡的に蘇生を遂げた若き女性ベラ(エマ・ストーン)が、大陸横断の旅を通して平等と自由を知り、時代の偏見から解き放たれていく姿を描く。なおストーンは主演のみならず、プロデューサーにも名を連ねている。

第80回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を皮切りに数多くの映画賞を受賞し、第81回ゴールデン・グローブ賞では作品賞と主演女優賞(いずれもコメディ/ミュージカル部門、エマ・ストーン)を受賞した本作。第96回アカデミー賞では、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、衣裳デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、作曲賞、美術賞と11部門でノミネートされていた。

文/成田おり枝

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