【漫画】究極ホラーが勢揃い 漫画家6人で結成「ホラーグルメ制作委員」それぞの個性を生かす

 つぎつぎと生まれるホラー漫画の中で、とりわけホラーマニアの間で注目を集めるグループが存在する。かずはしともさん、稲垣みさおさん、有田景さん、きもとのりこさん、白井幸子さん、七色虹子さんら、ホラー漫画界で活躍する漫画家6人で結成された、ホラーグルメ制作委員会がそのグループだ。

 「ホラー漫画界を盛り上げよう」という目的のもと集まった漫画家たちは、それぞれの個性を生かした漫画作品を集めた自費出版「ホラーグルメ」の発行や、ファンとの交流会などの活動を続け、ホラージャンルの普及を行っているという。そこで今回は、メンバーの一人である稲垣さんにホラー漫画の魅力やグループの活動について、メールで取材を行った。

 グループに属する6名の漫画家は、それぞれの作風が大きく異なっているのが特徴だ。心霊や怪物、ヒトコワという方向性はもちろん、絵のタッチすらも作家によってさまざま。この点について稲垣さんは、「怖い漫画というのが唯一の共通点。あとは、それぞれ作家ごとの個性が発揮されています」と話す。

 筆者が感じたのは、総じてSNSで流れてくるホラー漫画とは違い、グロテスクな描写やハードな内容など、まさに書籍だからこそ掲載できる内容がずらりと並んでいる。例えば、稲垣さんが「ホラーグルメ」第2号に掲載した作品『猟奇伝説アルカード』は、“死の経験をしてみたい”という男に対し、主人公のアルカードは想像を絶する行動を起こし、思いも寄らない結末を迎える。こうした大人の読者を唸らせる作品が特徴的だ。

 今後もグループとしての活動は精力的に行うという稲垣さん。「これからは既刊の通販や、電子書籍でも販売します。あとは、同人誌の即売会などのイベントに参加する予定もあります。もちろん、漫画家さんそれぞれ個々で活動もしていますので、そちらもご期待ください」と、意気込みを話してくれた。

(よろず〜ニュース特約・橋本未来)

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