“男女逆転の大奥”を描くNHKドラマ10「大奥 Season2」(火曜後10・00)は21日、第18話(Season1から通算)が放送される。
<※以下、ネタバレ有>
原作は漫画家・よしながふみ氏の同名人気作。3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを紡ぎ、センセーションを巻き起こした。
過去計3度、ドラマ化&映画化されたが、今回は幕末・大政奉還まで初めて映像化。2025年の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」も手掛ける森下佳子氏が、今年1〜3月の「Season1」(全10話)に続いて脚本を担当。8代・吉宗の遺志を継ぐ若き蘭方医たちが謎の疫病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」撲滅の道を切り拓く姿、開国・攘夷・大政奉還・江戸城無血開城という激動の時代を描く。大筋は原作通りのストーリー展開だが、ドラマは「医療編」「幕末編」と銘打つ。
第18話は、通商条約の調印を進めていた堀田正睦(高木渉)の失態に加え、腹心・阿部正弘(瀧内公美)との死別が重なり、徳川家定(愛希れいか)の心痛は尽きない。ついには床に臥せてしまう。開国派と攘夷派の思惑がひしめき合う中、大老に就任した井伊直弼(津田健次郎)は反発を強める薩摩らを尻目に、徐々に立場を強めていく。瀧山(古川雄大)と胤篤(福士蒼汰)は条約締結を推し進める井伊を懸念。2人の気掛かりはやがて…という展開。