“男女逆転の大奥”を描くNHKドラマ10「大奥 Season2」(火曜後10・00)は24日、「医療編」第14話(Season1から通算)が放送される。
<※以下、ネタバレ有>
原作は漫画家・よしながふみ氏の同名人気作。3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを紡ぎ、センセーションを巻き起こした。
過去計3度、ドラマ化&映画化されたが、今回は幕末・大政奉還まで初めて映像化。2025年の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」も手掛ける森下佳子氏が、今年1〜3月の「Season1」(全10話)に続いて脚本を担当。8代・吉宗の遺志を継ぐ若き蘭方医たちが謎の疫病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」撲滅の道を切り拓く姿、開国・攘夷・大政奉還・江戸城無血開城という激動の時代を描く。大筋は原作通りのストーリー展開だが、ドラマは「医療編」「幕末編」と銘打つ。
第14話は、3代・家光以来の男将軍として就任した11代・徳川家斉(中村蒼)。実権は母・一橋治済(仲間由紀恵)に握られ、政治への関与は許されなかった。しかし、秘密裏に赤面疱瘡の研究を再開、男子が活躍可能な世の復活を考え始め、過去の人痘開発に尽力した者たちを探し始める。一方、家斉の正室・茂姫(蓮佛美沙子)は大奥で上手に渡り歩くが、子どもたちが立て続けに不審死。周囲への不信感を募らせ…という展開。
「医療編」第13話(10月17日)は、原作ファンの間で“最大の悪役”“ラスボス”と名高い治済が暗躍し、存在感。老中・田沼意次(松下奈緒)を失脚させ、ひいては10代・徳川家治(高田夏帆)本草学者・平賀源内(鈴木杏)蘭方医・青沼(村雨辰剛)を死に追いやった。仲間のヒールぶりに、さらに注目が集まりそうだ。

