2日放送の『祝!文化放送開局70周年ノン子とのび太のアニメスクランブル〜アニラジの歴史はここから始まった〜』(後7:00)は、A&G(アニメ&ゲーム)ゾーンで最長番組である『ノン子とのび太のアニメスクランブル』をスペシャル版として放送。パーソナリティーの日高のり子(※高ははしごだか)、長谷川のび太(長谷川太)アナウンサーに加え、同局となじみの深い各世代の声優をゲストに迎え、これまでのアニラジの歴史を振り返った。
ゲストに、林原めぐみ、櫻井孝宏を迎え、『名探偵コナン』作者の青山剛昌氏らがコメントで出演。前半のゲストとして登場した櫻井は「今年32年目を『アニスク』に一言」という質問に「ヤバい!」と回答し、「32年ですよ。すごくないですか? どうお思いですか?」とパーソナリティーの2人に逆質問を行った。
これに対し日高が「(放送開始時は)独身で、結婚して。私は産休も取らせていただいて。それこそ、いろんな人の力を借りて続いてきた32年だったなと思います」と感謝を口にすると、櫻井は「そういうふうに関われている人たちもハッピーなんじゃないかと思います」と賛辞。
後半のゲストとして登場した林原めぐみは「初めて聴いたラジオ番組は?」という質問に「中学生の頃聴いた『宇宙戦艦ヤマト』のラジオドラマ」と答えると「夜中に放送していて、友達と電話しながら同じラジオを聴いてました。本当は部屋で聴きたかったけど、玄関の黒電話しかなかったから、そこへラジオを持って行って毛布にくるまりながら聴いてました」と思い出を語った。
さらに、コメントで出演した青山氏は、長谷川アナウンサーからの「『名探偵コナン』の犯人を『全身黒タイツ』風に表現するようになった経緯は?」という質問に、「あれは『金田一少年の事件簿の黒い人』を参考にしています。原作者の樹林さん(=天樹征丸)と対談したときに『あの黒い人は発明だよね!』と盛り上がりました」と回答するなど、創作の舞台裏などを明らかにした。このほかにも水樹奈々、堀江由衣、音楽ユニットangelaのatsuko、KATSUが祝福のコメントを寄せた。
エンディングで、日高は番組のこれまでの歩みを振り返って「何を話したかは覚えてないんだけど、のびちゃん(長谷川アナ)がどんな佇まいだったかとか、私たち2人の間の空気感はどんな感じだったかとか、そんなことを思い出しました。ゲストの方も回を重ねるごとに番組に馴染んでくださって、より深い話ができるようになっていくという過程も楽しかった。長くやってるといいことがあるね」と明るい声で締めくくった。