キュートながら疾走感あふれる一枚に、ファンからは「実在性ハンパないです!!!!」「この上ない躍動感!」「風まで味方につけちゃうの強すぎー!!」「お顔も衣装もポージングもひらみも全てが完璧なのでは…?」と絶賛のコメントが寄せられている。
てんどんまる。さんは『ウマ娘』ダンツフレームのコスプレに関するこだわりをこう語った。
「【衣装(造形)】
ウマ娘のアプリには、まだこのキャラクターは育成キャラとして実装されておらず、5/24(金)にようやく映画が公開され、勝負服の後ろ姿などを拝むことが出来ました。
この写真は5/12(日)のアコスタ池袋での写真で…。HPの正面立ち絵や予告PVなどを何度も見返し、既製品で似たものを探して組み合わせました。実はミシンを持っていないので、既製品や両面テープに頼りながら…制作期間中はいろんな100円ショップや手芸店で似たパーツが無いか徘徊しました…笑
映画では、ココ(衣装)こうなってたんだ!というコスプレイヤーならではの視点でも見てしまいますねw
【ウィッグ】
全体的にゆるい”ふかし”を入れていて、毛を少しチリチリと縮らせています。コスプレイヤーの間では当たり前のワードになっていますが、この”ふかし”を入れることでアニメならではの「ふわっとした髪型」を表現する事を意識しています!
また、カチカチに固めていないので、この写真のように「風で揺れるスピード感」のある写真を撮れるようにしてるのもこだわりですね!
【メイク】
5/11,12と行われたアコスタ池袋に、両日このキャラクターで参加したのですが…カラコンを2種類使い分けながら、目元のメイクも試行錯誤していました。黄色系の目の色のキャラクターは、目力が強くなりすぎたり、瞳孔が開いてるように見えたりしてしまいがちなので、カラコンの色味を選ぶのも難しいですね…。
特にこのダンツフレームというキャラクターは、おっとりした性格で喋り方も穏やかで可愛いタイプの子なので、目を”横”ではなく”縦”に大きな印象を付けるように意識しています。二重延長ラインの濃さや、下瞼のライン、涙袋の幅、アイシャドウを入れる場所などを縦方向に大きく見えるような入れ方を心がけました。
【加工】
肉眼で見ていた時と、実際撮影して頂いたものを見比べると、ライトによってメイクが飛んでいることがあるので、シャドウやチーク、口紅に「色を足す」加工を施すことが多いです。
頬や鼻先の影の入れ方はわかりやすいと思います!形をそこまで大きく変えなくとも、シャドウを追加する事で顔の”メリハリ”がつき、のっぺりした印象を変えることが出来るのも楽しいです!
もちろん、顔全体や鼻を小さくしたり、目を大きくしたり、肌を綺麗にしたりもします!その辺りは、息をするかの如く手が勝手に動きますね…笑
顔の加工はもちろんなのですが、耳の形(衣装の乱れ)を整える作業もとても大切だと感じています!どうしても撮影していると衣装に乱れが出たり、手作り衣装だと不本意な凹凸が写ったりするので、加工で直してしまいます。
【アニメキャラクター】
コスプレは、「自分の好き」を他の人に伝えたり広めたり、布教するいい機会だと思っています。そのキャラを知らない人が私のコスプレを見た時に、そのキャラの第一印象は私のコスプレ姿になってしまう可能性もあります。
その際に、キャラクターの印象が悪くならないよう、本来のキャラクターと違った印象を持たれないよう、コスプレ写真をSNSに投稿する際にはとても気を遣います…!代わりに、自分をきっかけにそのキャラを知って頂いたり名前を覚えて頂いたりするととても嬉しいですし、そこから作品を知って貰って「好き」の輪が広がるのがとても楽しいです!」
キャラクターが持つおっとりした可愛さを表現するために、メイクやカラコンを日々アップデート。衣装制作から加工に至るまでこだわりが随所にちりばめられており、創意工夫に余念がない。
劇中のダンツフレームは実直なキャラクターとして描かれている。コスプレの世界でひたむきに努力を続けるてんどんまる。さんだからこそ、伝わる魅力がある。