NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」のヒロイン・暢子を演じる黒島結菜が9日、後時間枠の「あさイチ」にゲスト出演。放送された同ドラマのクランクアップ映像が謎を呼んだ。
30日で物語が幕を閉じる「ちむどんどん」。先週に撮影は終了し、この日の「あさイチ」では初公開として舞台裏映像が紹介された。
そこにいた暢子はセーラー服姿。舞台は沖縄の実家で、姉良子(川口春奈)は小学校教諭の現在と同じ服装だが、暢子と妹歌子(上白石萌歌)は制服を着ている。
放送はあと3週間。これまで回想シーンは数多く放送されたが、過去のシーンの再生で、撮り直したような場面は見られなかった。改めてセーラー服姿で撮影となると、知られざる過去のシーンが新たな回想として流れる、それとは別に幻想的なシーンなどが放送されるといったことが考えられる。
ツイッターでは「読めないのがセーラー服のクランクアップ映像」との疑問や、「この物語は暢子が高校を卒業するまでの未来予想図、夢物語だったりして」「全部、夢オチ説」との見方が視聴者から投稿。「暢子の子供の役?」と疑う見方もあった。
暢子は地元沖縄が本土に復帰した1972年、高校卒業後に料理人を目指して上京。幼少時に沖縄で知り合った和彦(宮沢氷魚)と結婚したのが79年。現在は結婚から間もない時期で、9日の放送では出産が近そうなことをうかがわせた。
残りの放送で時間がワープし、黒島が二役で高校生になった娘を演じるのか、それとも…。「ちむどんどん」は沖縄の本土復帰50年を記念して製作された。愛する沖縄で昔に戻って一家再集合という「夢」の場面で大団円、もあるかもしれない。