第8話は、テオ(チェ・ジョンヒョプ)の部屋で、「心が聞こえる少女」という絵本を見つける侑里(二階堂ふみ)。驚くべきことにそのストーリーは、侑里とテオの出会いから今までの思い出と事細かにリンクしていた。そして絵本に書かれた「やがて2人にはさまざまな不幸が降りかかったのです」という言葉の通り、侑里の周りで絵本にリンクしたハプニングが次々と巻き起こる…というストーリーだった。
心の声を読む力を失う方法は「愛する人と33秒間、目を合わせること」。侑里は「愛する人とこのままずっと見つめ合っていられるのかもしれない」は希望を抱くとともに「もしこの力がなくなったら(事故以来、寝たきりの)お父さんとはもう…二度と話すことはできない」と悩む。改めて「一番、大切なもの」について考える。
そこに父・誠(立川志らく)の容態が急変したとの知らせが入る。何とか持ち直した誠は、侑里が力を“失うこと”に賛成する。そして33秒間、見つめ合い「お父さんの娘として生まれてきてくれてありがとう」「お父さんは今、すご〜く幸せだ」と自分の思いを届ける。
身体を動かすことのできない誠だが、侑里の目には体を起こし、侑里の会社が作ったコーヒーを口にする姿が。「うん…いい香り。はぁ美味しい。侑里のコーヒーは世界で一番美味しいよ」。見つめ合った後に「やっぱり嫌だ。お父さん、ごめんね…。大好きだよ、お父さん」と泣きじゃくる侑里。しかし条件を満たしたものの、誠の“心の声”は聞こえたまま。失敗したものの侑里は「よかった…。あ〜、よかった。本当によかった!」と安堵の表情を浮かべていた。
また、ラストには、テオが侑里にテレパスの能力があることを知っていたことも明らかに。それでも「僕は侑里さんをずっと愛し続けます」と強い決意をにじませた。一連のシーンに視聴者からは「なんて素敵なシーン」「涙が止まりません」「志らくさんに泣かされるなんて」「お互いを思う気持ちに感動しまくりです」「テオくん、あんたは男だよ」「本当にハッピーエンドでお願いします!」などの声が寄せられている。
同作は、目が合うと相手の心の声が聞こえてしまう“テレパス”の能力を持つ主人公・侑里(二階堂ふみ)と、超ピュアな年下韓国人留学生ユン・テオ(チェ・ジョンヒョプ)の恋模様を愛とユーモアたっぷりのオリジナル脚本で描くファンタジック・ラブストーリー。