前作となる『大病院占拠』(2023)は、日本が誇る大病院が鬼の面をかぶった謎の武装集団によって占拠され、櫻井演じる休職中の捜査官・武蔵三郎が人質を救うため犯人に立ち向かった。
今作では、神奈川県初の国際空港「かながわ新空港」を、顔を面で隠した武装集団・「獣(けもの)」が占拠する。またもや事件に巻き込まれた武蔵は、1年前の事件以来、休職中の管理官・和泉さくら(ソニン)に協力を要請。空港からの人質救出と、鬼以上に危険な“けもの退治”に挑む。人質救出の期限はわずか1日の完全オリジナルのタイムリミット・バトル・サスペンスとなっている。
※以下、ネタバレあり
第8話では、最後の獣「犬」の正体が、岩槻澪(白石聖)だと判明した。岩槻は武蔵の耳に装着したインカムに爆弾を仕掛け、指揮本部を占拠。同時に空港では、駿河悠月(高橋メアリージュン)が人質の武蔵の姉・二葉(奥貫薫)を問い詰める。武蔵の命が惜しければ、30年前の兄・健一の失踪の真実を話せという。
しかし、「何も知らない」と話す二葉。武蔵爆死まで残り1時間となる。焦るさくら(ソニン)に、岩槻は「私が獣になった理由を突き止めてください。制限時間は1分」とさらなる難題を突き付ける。すると、岩槻はある人物に銃口を向け、「よーい、スタート」と仕掛ける。
一方、大河(ジェシー)に拉致されたままの武蔵の妻・裕子(比嘉愛未)は、配信を見て武蔵の危機を知る。「三郎が死ぬわけがない。あの人は絶対に最後まで諦めない」と揺るぎない思いで武蔵の無事を祈る。
30年前に一体何があったのか。知られざる悠月と駿河紗季(宮本茉由)の壮絶な過去が明かされる。武蔵との衝撃の接点、 空港建設の本当の目的、真の山猫の正体とは。