佐久間氏はこの日、フリートークのゾーンで高校1年生の娘と2人で旅行に出かけたというエピソードを披露。娘が2人で出かけることにやぶさかでない反応を示した際、いろんな感情が押し寄せて、素直に「一緒に旅行に出かけよう」と提案できなかったことをはじめ、自身の感情を偽りなく話しながら、ほっこりとした内容となった。
佐久間氏の人となりが感じられるトークへの反響は大きく、放送中には「私も娘さんと同じく高校生です」というリスナーから、リアルな悩み相談が寄せられる展開に。佐久間氏は「うわーグサッときたな」とうなりながらも、父として、そしてリスナーの立場になって「できうること」を提案したが、続く男子高校生リスナーからの報告にも、親身になって熱弁をふるった。
エンディングでは再びリスナーから“あるメール”が寄せられた。「ラジオに初めてメッセージを送るので、送り方が合っているかわかりませんが、送ります」との書き出しから始まった、そのメールでは、フリートークの内容を受けて、リスナー自身の体験がつづられるものとなっていた。佐久間氏は「ちょっと待って。音楽鳴っていて、よかった(笑)。危ねー」と笑いを交えながら、リスナーの思いを汲み取って「思い出すきっかけになったら、こんなにいいことはない」と伝えていた。
今回の受賞を受けて、佐久間氏からコメントが寄せられた。
■佐久間宣行
まさかの授賞です。特別なゲストがいるスペシャルウイークでもなく、イベントを行った回でもなく、ただの通常回だからです。
そしてそれが、さらにうれしい理由でもあリます。聞いて頂ければわかるのですが、本当にリスナーの皆さんが作ってくれた神回です。僕が投げた玉を、リスナーがどんどん膨らませて熱を高めてくれた。戻ってきたときにはピカピカのホカホカになっていました。僕は最後に受け取るだけで良かった。そんな回です。テレビでもとったことのない大変な賞を、ラジオで頂くことがあるなんて。人生はとても不思議だし、何かを変えたりはじめたりするのに年齢は関係ないんだと、またラジオが教えてくれました。
この話をリスナーとするのがとても楽しみです。今回は本当にありがとうございました。

