第3話は、うっかり足を滑らせたことで昭和に戻ってきた市郎(阿部サダヲ)は、何事もなかったかのように純子(河合優実)たちが待つ家に帰宅。一方、市郎が突然姿を消した令和では、渚(仲里依紗)と秋津(磯村勇斗)がその行方を心配していた。
市郎が消えて2日、喫茶「SCANDAL」では、渚と秋津がサカエ(吉田羊)の元夫でタイムマシン開発者の井上昌和(三宅弘城)と向かい合っていた。井上からタイムマシン開発秘話などを聞いていると、渚のスマホに昭和にいる市郎から着信が…。そして井上は、過去を改ざんすると未来が変わってしまう“タイムパラドックス”の危険性を語り始めるのだった…というストーリーだった。
第2話では、タイムマシンの開発者がサカエの元夫でキヨシの父である「首都工業大学の井上昌和教授」であることが明らかに。その人物が第1話に登場し、教室で「将来の夢」の作文を読み上げた井上生徒だったことが判明した。
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に感銘を受け「僕の夢は科学者になってタイムマシンを発明し30年後の未来から、この六中2年B組にタイムスリップしてくることです」と語っていた男子生徒・井上。その時、再び令和にタイムトラベルをしたかった市郎は「頑張れよ井上、お前ならできるよ」と激励していた。
再び昭和に戻った小川と入れ違う形で、喫茶「SCANDAL」にやってきた井上は「頑張りました、38年間。小川先生との約束を果たすために。くじけそうになったら小川先生のケツバットを思い出して…」と熱い思いを語る。その後、小川と電話がつながり「小川先生、お久しぶりです。井上です!」と感激しきりにあいさつするも「誰だ?知らねぇ!」と一蹴された。
視聴者からは「タイムマシンの開発者、やっぱり井上だった。考察ズバリ!」「第1話から気になってたんだよね」「あの言葉だけで38年間頑張ったのすごすぎる」「まさかの不憫キャラw」「井上くん報われるといいなw」などの声が寄せられている。
宮藤官九郎氏が書き下ろす、意識低い系タイムスリップコメディー。1986年から2024年の現代へタイムスリップした“昭和のおじさん”小川市郎(阿部)が、コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていくストーリー。