世界トップクラスの実力をもつ3人の強敵
大人気マンガ『ONE PIECE』に登場するロロノア・ゾロは、三刀流を扱う剣士として有名です。世界一の剣豪を夢見るゾロは、ここまでの活躍ぶりを見れば、着実にその夢に近づいていることが分かります。
そんな彼が今後戦う相手は誰なのでしょうか。今回は、これまでゾロが手にしてきた刀を振り返ることで、残り少ない物語のうち、今後対戦する可能性のある強敵を考察します。
※この記事では『ONE PIECE』単行本未収録の最新展開の内容を含みます。
ゾロが最初に所持していた「名刀」は、3本のうちの1本だけでした。それは現在も使用している「和同一文字(わどういちもんじ)」です。これはゾロの幼馴染でありライバルであった、亡きくいなの形見として受け継いでいます。
次に、ゾロはローグタウンの武器屋にて、持ち主を死に至らしめると言われていた妖刀「三代鬼徹(さんだいきてつ)」と出会います。ここで、自身の運とその呪いの強さを勝負するために、刀を回しながら真上に放り投げ、落下点に自身の左腕を差し出したゾロのシーンは有名です。
その後、「雪走(ゆばしり)」や黒刀「秋水(しゅうすい)」との出会いや別れを繰り返し、現在は光月日和から受け継いだ「閻魔(えんま)」を所持しています。この刀を使用し、百獣海賊団のキングを討ち破りました。
ここまでの流れをみると、今後ゾロの3本はまだパワーアップする可能性を秘めているでしょう。そこで注目されているのが、五老星のひとり「イーザンバロン・V・ナス寿郎聖」です。彼の所持している刀は、柄の作りと鍔の形が「鬼徹」と酷似していることから、「初代鬼轍なのでは?」と考察されています。
もしそうであった場合、ゾロが三代鬼徹から初代鬼轍に乗り換える展開を期待してしまいます。現在、ナス寿郎聖は他の五老星たちとエッグヘッドにやってきており、馬の妖怪「馬骨」に変身して、愛刀で頑強な兵器「パシフィスタ」たちを難なく斬り捨てる実力を見せました。今後のナス寿郎VSゾロの対戦はかなりあり得そうで、そこでゾロが勝利し、初代鬼徹を手にするかもしれません。
また今後、避けては通れないであろう戦いのひとつに、麦わらの一味VS黒ひげ海賊団があげられます。ここでのゾロの相手は、剣士対決としてシリュウが妥当でしょう。シリュウはアブサロムから奪った「スケスケの実」の能力者で、かなり厄介な相手との困難な戦いとなることが予想されます。
しかし、ゾロにとってそれらの戦いは全て通過点に過ぎないかもしれません。世界一の剣豪になるには当然、世界最強の剣士にして、一時は師弟関係だったジュラキュール・ミホークの壁を越えなければならないのです。このゾロのラストバトルは「和同一文字」「閻魔」「初代鬼徹」の3本で、挑むことになるのではないでしょうか。
さらにいずれかの刀は、「刀の進化」とも言われている「黒刀化」を果たす可能性も十分に残っています。もしここまで来れば、黒刀「夜」を愛刀とするミホークとも互角に戦えるでしょう。この剣士頂上決戦が見られる日が待ち遠しいです。