本作は、やっかいな問題を抱えた30歳の主人公が、謎の大学生の一言をきっかけに学び直しを決意して大学生となり、令和の大学生たちに揉まれながら恋に、勉強に、夢に奮闘するセカンド・アオハル・ラブコメディー。脚本は『東京ラブストーリー(2020)』や『ゆるキャン△(ドラマ版)』シリーズ、『自転車屋さんの高橋くん』などを手掛ける北川亜矢子氏が務め、主人公ががむしゃらに突き進む人生の第二章の幕開けを、笑いあり、涙あり、胸キュンありのオリジナルストーリーで描く。
大学生になり、潮海大学近くのシェアハウス・サグラダファミリ家で暮らし始めた佐弥子。そこで10年前に良い関係になりながらも、自らの失態でお付き合いまでに至らなかった憧れの有名建築家・日向祥吾(安藤政信)と再会するが、日向に義理の娘・真凛(飯沼愛)がいることを知る。最初は再会に戸惑っていた佐弥子だが、日向の変わらない誠実な人柄に触れ、次第に淡い恋心は復活し始めていた。
夏休みに入ってからバイトに明け暮れ、課題もコンペも疎かになっていたある日、佐弥子は日向から美術館に誘われる。完璧な“デートエディション”で待ち合わせ場所に向かうが、日向からは“デート”と認識されておらず落ち込む。数日後、真凛から助言を受けた日向から今度こそ正真正銘のデートに誘われた佐弥子は、拓と喜びを分かち合い今度こそデートを成功させようと意気込む。そして訪れたデート当日、家を出ようとした日向の前にある女性が突如現れる…。
第3話ラスト、日向に抱きついた謎の女・凛子は、日向と過去の因縁を持つ、世界的ファッションフォトグラファー。周囲を巻き込んで振り回すため、“ハリケーン”というあだ名がついた凛子は、拠点であるアメリカからいつも突然日本に帰ってきては、好き放題やって帰っていく自由奔放な女性だ。そんな彼女に優柔不断な日向はいつも振り回されていた。しかも凛子は真凛とも関係があるようで…。佐弥子も意図せず凛子の破天荒ぶりに巻き込まれてしまう。
■第4話あらすじ
佐弥子(広瀬アリス)が不安になりながらひとりレストランで日向(安藤政信)を待っていると、日向から仕事で急にトラブルになったとの連絡が。ホッとした矢先、電話口から女性の声が聞こえ佐弥子は憤りとも落胆とも何ともいえない気持ちになっていた。一方、日向から凛子(山本未來)のせいでデートをすっぽかしたと聞いた真凛(飯沼愛)は怒りをあらわにし、日向に再び佐弥子を誘うよう促していた。
サグラダファミリ家では、キイナ(伊原六花)のバースデーパーティーの準備が進められていた。誕生日当日はキイナに予定があると知り、拓(道枝駿佑)はどこか浮かない表情に。キイナへの想いを募らせる拓は、ついに想いを打ち明けようと佐弥子の力を借りて誕生日プレゼントを選ぶことに。初めて二人で出かけた佐弥子と拓は楽しいひと時を過ごし、お互いの恋を応援する。
そんなある日、日向から先日の埋め合わせをしたいと連絡をもらった佐弥子。デート当日、改めてオシャレをして車で迎えに来てくれた日向の元へ向かうと、そこにはなぜか凛子の姿もあり…!?