『ドラゴンクエスト』堀井雄二さん「残念」『ONE PIECE』尾田栄一郎さん「その存在は、大樹」 鳥山明さん追悼

 「ドラゴンボール」などの人気作で知られる漫画家の鳥山明さんが1日、急性硬膜下血腫により死去した。68歳だった。8日に週刊少年ジャンプの公式サイトなどで発表された。

 ゲームデザイナーで「ドラゴンクエスト」の生みの親である堀井雄二さん(70)、「ONE PIECE」の作者で漫画家の尾田栄一郎さん(49)らが集英社の公式サイトを通じて追悼コメントを寄せた。

 堀井さんは、少年ジャンプのライターをやっていたころから鳥山さんと知り合いで、担当編集者の勧めもあり、ドラゴンクエストを立ち上げる時に、鳥山さんにゲームの絵を頼むことになったという。

 「あれから37年余り、登場人物のキャラクターデザイン、モンスターデザイン、とても数えきれないほどの魅力的なキャラを描いていただきました。ドラゴンクエストの歴史は、鳥山さんのキャラデザインとともにありました。鳥山さん、(作曲家の)故すぎやま(こういち)先生は、ドラゴンクエストを長きにわたって作ってきた仲間でした。これ以上なんて言えばいいのか言葉になりません。本当に、本当に、残念です」と悲しみをつづっている。

 尾田さんは「子供のころから憧れすぎていて初めて名前呼んでもらえた日の事も覚えています。我々に『友達』という言葉を使ってくれた日の帰り道、岸本さんと盛大にはしゃいだ日も懐かしいです。最後に交わした会話も覚えています」と、鳥山さんと出会ったころに、「NARUTO―ナルト―」の作者である岸本斉史さん(49)とはしゃいだ日を懐かしんだ。

 そして「漫画家に限らずあらゆる業界で活躍するクリエーター達の少年時代にドラゴンボール連載当時の興奮と感動が根付いているでしょう。その存在は、大樹です。天国が先生の想い描いた通りの愉快な世界でありますように」と追悼している。

 岸本さんも「先生を追いかけることで新しい楽しみを見つけることができました。憧れでした。僕にとってはまさに救いの神であり、漫画の神様でした」と偉大な先輩に思いをはせた。 (写真はAP)

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