劇中のマントを羽織る姿とは打って変わり、高級感あふれるベージュのスーツをスタイリッシュに着こなし登場したストレンジ役のカンバーバッチは、世界最速で劇場公開される日本のファンに向けて「日本のファンの皆さん! 君たちはその他の全世界の人たちよりも、早くこの映画を観ることができるんだ。その特典を存分に楽しんでもらいたいと思う。でも、観たことを全て秘密にしたままにしておいてほしい。映画を観て気に入ったら、気に入った、好きだという言葉は拡散してほしいけど、どうして好きなのかは言っちゃだめだよ!」と、“ネタバレ厳禁”を呼びかけた。
本作は、『スパイダーマンン:ノーウェイ・ホーム』(2021年)の激戦を経て、元天才外科医にして“アベンジャーズ最強の魔術師”ドクター・ストレンジが、無数のパラレルワールドが存在する“マルチバース”の世界に挑む物語。未だ多くの謎に包まれたマルチバースから新たな脅威が迫る中、ストレンジは髪型の違う精悍な顔つきのストレンジや、混沌とした世界を予感させる異形な姿のストレンジなど、“もう一人の自分”たちと対峙することになる。
ファンの熱気と歓声に包まれたプレミア会場に身を置き、カンバーバッチは「観客やファンの方々と一緒に映画を観ることができることにとてもワクワクしていますよ。映画にとってそれが一番大事なこと。ずっとそうすることを渇望していました。すべてを観てほしいんだ」と喜びを語っている。
会場には、“アベンジャーズ最強の魔女”ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセンや、“魔術師を率いるリーダー”ウォン役のベネディクト・ウォン、“物語のカギを握る新キャラクター”アメリカ・チャベス役のソーチー・ゴメス、“ストレンジの元恋人”クリスティーン役のレイチェル・マクアダムスらキャスト陣のほか、『スパイダーマン』(02年、04年、07年)シリーズで知られる、本作の監督を務めたサム・ライミ、マーベル・スタジオの社長であり本作のプロデューサーも務めるケヴィン・ファイギなどが顔をそろえた。
■エリザベス・オルセンのコメント
すごいいい気分よ。 こういうプレミアってもうずいぶん長い間、私自身は参加していなかったからすごくいい気分なの。『ワンダヴィジョン』ではこういう集まりはなかったし、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のときは閉ざされた空間での催し物だったので、こうやって観客やファンの方々とおめでとうと言いあえるような経験ができることは、とても気持ちがいいこと、すばらしい気分だわ。
そうね、この作品の物語は、「ワンダヴィジョン」からの流れの中の続きと思ってもらっていいと思うの。でも、これまでに見たことがない、ワンダの側面を見ることになると思うわ。私は観客の皆さんがそれを目にすることに、恐れおののいているのと同時に、とてもワクワク、胸を躍らせているところよ。
■ベネディクト・ウォンのコメント
私の演じた役ウォンはソーサラー・スープリームとなり、それに伴ってより大きな責任を負うようになります。今回の作品では、ウォンとともにたくさんのアクションを見ていただけると思っています。ファンの方たちにはその辺りを楽しんでいただければと思います。
■ソーチー・ゴメスのコメント
頭がおかしくなるくらい、興奮しているの。もう、ここに居られるなんて、超ラッキー! (笑) 何て言えばいいのかしら…皆さんがこの映画を気に入ってくれることを祈っています。必要以上に混乱しないことを願っているのですけど、そうすれば、もう一度劇場に足を運んでくれることになるのかな…たぶん、その方がいいかも(笑)。