この日、番組では「マナー王決定戦」として、さまざまなシチュエーションで誰がもっとも正しい振る舞いができるか競う企画を敢行。平林が見守る中、「テレビ局会長との会食」「大御所俳優とのランチ」「交際相手の親への挨拶」などの設定に、2.5次元俳優たちが挑戦した。
>>『ヒルナンデス』、マナー講師が阿佐ヶ谷姉妹らを罵倒し炎上 VTR中の誤りも発覚、アナが謝罪<<
しかし、その中で平林は、襖を開けて入り、部屋にいた自身に背を向ける形で襖を閉めた俳優の荒牧慶彦に対し、「お尻を向ける人は初めて」とさっそくダメ出し。その後、その様子を見ていた俳優の田中涼星が平林に向き合ったまま、後ろ手で襖を閉めると、「後ろ手に襖を閉めて、なかなかマナーがいいですね」と褒めていた。
一方、食事前に「いただきます」と言った荒牧には「『いただきます』っていうのは自宅で言う言葉。小学生ではないので、『頂戴いたします』の方がいいかなと私は思います」と苦言。
さらに、ランチの設定で最初にスープを飲んだ俳優の佐藤流司にもバツ。理由について「クルトンを先に食べないから」と説明し、クルトンの役割について「舌をリセットするため」と持論を展開。「今まで何か召し上がったのかもしれませんので、クルトンを先に、クルトンだけをいただくんです」と指摘していた。
しかし、「スープはクルトンから食べる」というマナーは存在せず、「襖を後ろ手で閉める」も決していい振る舞いではない。この平林の言動に、ネット上からは「間違ったマナー広めるな」「一般的なマナーとしてはおかしい」「むしろ後ろ手で襖閉めるのがマナー違反なんだけど」「不快になった」「クルトンが先とか聞いたことない」というブーイングが集まっている。
「平林と言えば、5月21日放送の『チコちゃんに叱られる!』(NHK総合)に出演し、番組ADにマナー指導を実施。その中で、今回と同じように『“いただきます”なんて家で言え! 人と一緒にいる時は“頂戴いたします”って言うねん!』と指導。また、平林のあまりの厳しさに泣いてしまったADを怒鳴りつける場面がありました。しかし、『いただきます』がマナー違反というのは、平林以外ほぼ誰も提唱していないこと。さらに、人が泣くほどの指導に疑問の声が集まりました。『チコちゃん』の影響もあってか、今回はあまり厳しい言葉は飛びませんでしたが、トンデモマナーには呆れ声が集まっています」(芸能ライター)
平林によるマナー指導の一部は、平林によって作られたマナーなのかもしれない。