■第10話のあらすじ
岡崎城近くの築山に、民の声を聞くための庵を開いた瀬名(有村架純)。ある日、家康の母・於大(松嶋菜々子)は2人に子が少ないことを案じ、側室を迎えるように主張します。瀬名は「子を産めなくなったら女は終いじゃ」という於大の言葉に傷つきつつ、側室選びには自分も参加をと宣言。
選ばれたのは、不愛想だが気の利く侍女・お葉(北香奈)。家康と一夜を過ごすお葉に、瀬名たちは“殿方を悦ばせるための秘策”を伝授するも、真面目すぎるお葉が聞いたとおりに行動すると全てが裏目に。イノシシを一刀両断にするなど雄々しいお葉の気迫に苦手意識を持つ家康でしたが、微に入り細に入り気が利くお葉を次第に気に入っていきます。
そして10カ月後、お葉は家康との間に姫を授かります。しかしお葉は家康に、側室としての務めを終わりにしたいと訴えます。理由は他に好きな人ができたから。憤慨する家康は相手を連れてくるように命じると、その相手とはなんと侍女仲間の美代(中村守里)。
自分のみを手打ちにするよう互いを庇い合う2人を目の当たりにした家康は、全て自分の胸の内にしまうことにしました。家康がお葉を寵愛する姿に複雑な思いを抱いていた瀬名は、家康からその話を聞いてどこかすっきりした様子を見せます。
そんな中、京の将軍が討ち死にしたことで、織田信長(岡田准一)や武田信玄(阿部寛)の動きも活発化。信玄は上杉謙信との戦に見切りをつけ、東海を全て手に入れる野心を見せると、家康に「会ってもいい」と文をよこして――。
■家康とお葉のやりとりに爆笑殺到
家康とお葉の側室騒動をめぐり、Twitterでは「側室持つのをごねる家康って新鮮w」「暗殺現場に化した寝所に爆笑」「お葉もののけ姫っぽい」「側室オーディションめっちゃ笑った」「瀬名たちのアドバイスぜんぶ空回ってて、お葉のおつとめ怖すぎたw」「お耳が弱いという性癖を妻から母上や側室バラされてる殿不憫すぎw」など爆笑の声が殺到。
また、「瀬名が側室を許してる説? 嫉妬深いという設定が消え去ったのか」「家康側室多すぎ問題を逃げずに描きたかったという気概は感じたけど、気概だけだったかなという印象」「大河もジェンダーレス化が進んでるみたい」などの声も寄せられています。
第11話は「信玄との密約」。三河国主となり姓を徳川と改めた家康は、今川領の駿河・遠江を狙う武田信玄と談判することに。双方が今川領を攻め、切り取り次第で己の領地にするという密約を交わします。瀬名の親友でかつて打ち取った鵜殿長照(野間口徹)の妹・田鶴(関水渚)とも戦うことになり――。戦国時代らしいフェーズに突入する中、気弱で戦いたくない家康がどんな行動をとっていくのか注目です。