「僕のヤバイ妻」「グランメゾン東京」「マイファミリー」などの話題作を生み続ける黒岩勉氏がオリジナル脚本を手掛けた本格救命医療ドラマ。都知事の号令の下、新設された救命救急のプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」の奮闘を活写し、SNS上などで大反響。コロナ下の医療従事者に勇気を与えた。
「MER」とは「モバイル・エマージェンシー・ルーム」の略称。チームは最新医療機器とオペ室を搭載した大型車両“動く手術室”「ERカー」を駆使。危険極まりない事故・災害・事件の現場に駆けつけ、救命活動にあたる。
「待っているだけじゃ、助けられない命がある」――。アクション映画に勝るとも劣らないスピード感とスケール感、特撮ドラマのようなヒーロー感とチーム感が視聴者の心をわしづかみに。毎回、極限のオペが行われるスリリングな展開に加え、同局看板枠・日曜劇場初主演となった喜多見幸太役・鈴木の熱血ぶりや的確な処置、バディ音羽尚役・賀来賢人のツンデレぶりなども話題沸騰。最終回(21年9月12日)の平均世帯視聴率は19・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。番組最高を更新して有終の美を飾り、同年夏ドラマNo・1のヒット作となった。
映画化は22年1月に発表され、今回は劇場版公開(今月28日)を記念したSPドラマ。黒岩氏、松木彩監督、主要キャストが続投した。劇場版に先立ち、完全撮り下ろしで約1年半ぶりの復活となった。
SNS上には「危機迫る迫真の演技」「てっきりそのままアナウンサー役かと思ったら違ったw」「ちょっとだけ出演するって話だったけど想像以上にたくさんセリフあったし迫真の演技だったな」などの声が上がり、反響を呼んだ。
田村アナは放送前、自身のインスタグラムを更新。「ちょこっと出演しております!この日(撮影日)が(ドラマの)クランクインだったようで、こんなお弁当も頂き、初めてだらけのことばかりでドキドキでしたが、現場の皆さんに助けてもらい、とても良い経験をさせてもらいました。顔の傷はメイクさんに描いてもらいましたが、リアルですよね…ドラマのお話を楽しみながら、田村いるかな=ぐらいに探していただけるとうれしいです笑」と告知していた。