「14歳の頃に“24歳かと思った”と言われて…」 大人びた魅力の女優・玉田志織が語る「ブルーモーメント」への意気込み

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被災経験を演技に

 山下智久が主演を務める春ドラマ「ブルーモーメント」(フジテレビ系・4月24日〜、水曜夜10時)に出演する新進女優・玉田志織(22)。

 ドラマでは、主役の山下率いるSDM(特別災害対策本部)のメンバー宍戸梨紗子を演じるだけに注目度も高い。彼らのミッションは気象災害から人命を守ることという設定である。

 仙台出身の玉田は9歳の時に東日本大震災を経験、震災で実際に祖父母を失ったこともあり、今回のドラマに懸ける思いはひとしおだ。

「感じたこと、考えたこと、経験したこと。すべては無駄にならない。自然災害の怖さや大切な人を失う痛みは分かっているつもりです。精いっぱい演じます」

 と意気込みを力強く語る。

「大人っぽく見られる」ことが悩み

 そんな彼女の悩みは、“大人っぽく”見られること。子どもの頃から落ち着いた容貌で、実年齢より年上に見られることが多かった。それを象徴するのが、上戸彩、武井咲などを輩出した「全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞する1年前のエピソードだ。

 その日、地元仙台から上京した玉田は、宿泊先のホテルのロビーでチェックインする母親を待っていた。そこへ見知らぬインド人旅行者が現れ、話しかけてくる。年齢を問われたので「14歳です」と答えると、そのインド人はびっくりして、「24歳かと思った」。

 日本人女性の場合、往々にして実年齢よりも若く見られることが多い。よほど落ち着いて見えたということか。

 もっとも、今後、どんな役を演じたいかと聞くと、

「学園もので制服を着たい。それから、小学校の先生役もいいな。将来、大河ドラマにも出てみたいです」

 と年相応の無邪気な答えがはじけるような笑顔とともに返ってきた。

撮影・西村 純

「週刊新潮」2024年4月18日号 掲載

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