「鎮魂の祈り」昼花火4万発、福島・いわきの海岸で…蔡國強さんプロジェクト

「鎮魂の祈り」昼花火4万発、福島・いわきの海岸で…蔡國強さんプロジェクト

中国の現代美術家・蔡國強さんによるプロジェクト「満天の桜が咲く日」で、打ち上げられた花火(26日、福島県いわき市で)=松本拓也撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 中国出身で世界的な美術家の蔡國強ツァイグオチャンさん(65)が26日、福島県いわき市の海岸で、東日本大震災やコロナ禍など様々な災厄の犠牲者に向け、約4万発の昼花火を打ち上げた。「満天の桜が咲く日」と題した、花火や煙を使った芸術プロジェクトの一環。蔡さんは「鎮魂の祈りをささげ夢と希望を呼び起こしたい」と語った。

 12輪の白菊や、津波を象徴する黒い波などをイメージした花火が続いた後、幅約400メートル、高さ120メートルにわたって桜色の煙が次々と立ち上り、咲き誇る桜を表現した。

 蔡さんは1986年から9年ほど日本に滞在し、いわき市などを活動拠点とした。米国に拠点を移した後も、いわきの人々と交流を続ける。東日本大震災後は、仲間とともに市郊外の里山に9万9000本の桜を植える取り組みも進めている。

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