NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が10日、放送され、源義高(市川染五郎)、大姫(落井実結子)、安徳天皇(相澤智咲)の姿に心を痛める視聴者が続出した。この日は第14回「都の義仲」、京から平家を追い出した木曽義仲(青木崇高)が後白河法皇(西田敏行)と対立する。鎌倉の源頼朝(大泉洋)は義仲を討つべく、弟・源義経(菅田将暉)を大将にして軍を送る。
鎌倉には人質として義仲の嫡男・義高が送られてきていた。表向きは頼朝の娘・大姫の婚約者として鎌倉の人々と交流し、北条政子(小池栄子)らにも気に入られていた。しかし、頼朝と義仲の不仲により空気は一変する。
前週から登場していた染五郎については「絵巻物から出てきたよう」「お父さん(松本幸四郎)の若いころより男前では」と眉目秀麗な姿に絶賛の声。ただ、歴史的にはこの後に大姫との悲劇が待ち受けているだけに「義高の美しさ気高さ…この後の大姫の悲劇も納得してしまうレベル」「義仲と義高の純朴でいい人っぷりが強調されるほど後々の展開がつらくなる」と先を案じるコメントが多かった。
また、この日は平家とともに都から去った安徳天皇も登場。こちらも壇ノ浦での悲劇が確定しているだけに「こんなかわいいお方が…これは泣く」「良いお顔してたなぁ。しんどいな」「『安徳天皇』というだけで胸がキュッとなる」「誰にとっても重くてつらい展開ばっかり」などと子供たちの悲劇を嘆く声であふれていた。