読売新聞朝刊社会面の4コマ漫画「コボちゃん」の連載40周年を記念し、東京・大手町の読売新聞ビルで22日、作者の植田まさしさん(74)を招いてファンミーティングが開かれた。
植田さんは、幼い頃から「コボちゃん」のファンだという漫画家・エッセイストの能町みね子さんと対談。漫画家になったきっかけや、日々のアイデアの源泉などを披露した。コロナ禍の影響で「マスクで表情が描けない」ことや、「世の中の規律が強くなっていて、笑い飛ばすより共感させる方が良いのかも」などと試行錯誤が続く制作の苦労も打ち明けた。
今後の展開に関する読者の質問には「連載が終わる前に大人になったコボちゃんを描きたい。27歳と決めているんです」と語った。会場では、山口寿一・読売新聞グループ本社社長から、植田さんに感謝状と記念品が贈られた。