競馬学校を舞台に、騎手を目指す生徒たちの青春群像を描くオリジナルテレビアニメ「群青のファンファーレ」(TOKYO MX、BS11など)が、4月2日からいよいよ放送開始となる。
26日、日本最大級のアニメイベント「AnimeJapan(AJ) 2022」(27日まで、東京・有明の東京ビッグサイト)で、同番組のステージイベントが行われた。
AJでは2年ぶりの有観客ステージ。放送直前のイベントとあって多数の観客が熱視線を送る中、主要キャストの矢野奨吾(有村優役)、土屋神葉(風波駿役)、花江夏樹(天音・グレイス役)、糸川耀士郎(京力秋樹役)、豊永利行(宝生迅人役)は満面の笑みで登壇。自身が演じるキャラクターや作品の見所、最新PVなどを紹介し、競馬学校にまつわるクイズコーナーでは、5人の絶妙な掛け合いでファンを大いに楽しませた。
同日夜にはTOKYO MXで特別番組「『群青のファンファーレ』放送直前スペシャル」が放送された。主人公の有村優役・矢野奨吾と風波駿役・土屋神葉が、千葉・白井市のJRA(日本中央競馬会)競馬学校を訪問。騎手候補生たちが日々行っている馬の世話やトレーニングを実際に体験した。
馬に話しかけながらブラッシングをする際には「かわいいねえ」とほっこりしていた2人だが、調教実習をスタンドから見学する際には、候補生たちに厳しいゲキを飛ばす教官たちの姿に身が引き締まった様子。トレーニングルームでは元騎手の小林淳一さんの指導のもと、実際に木馬を使った騎乗指導を受け、その過酷さに驚きを隠せなかった。騎手がプロのアスリートだということを身をもって体験し、改めて作品への造詣を深めていた。
リアルな競馬学校の日常や競馬界を描くアニメだけに、直前スペシャルでナレーションを担当したのは、ラジオNIKKEIで実際に競馬のG1レースの実況を務める小塚歩さん。レジェンド騎手・武豊も登場した。武は競馬学校時代の思い出を語り、同期生たちは今でも特別なつながりがあると明かした。昭和62年卒の競馬学校第3期生である武は、同期に関東のトップジョッキーとして活躍し、調教師に転身した蛯名正義やG1ジョッキーの塩村克己などがいる。「群青のファンファーレ」についても「僕自身も見るのが楽しみですね」と期待を口にしていた。
スポーツ報知も「群青のファンファーレ」に全面協力。特製号外を作成し、AJ 2022のアニプレックスブースで配布した。