「早く問題が終結してほしい」 元ジャニーズJr.の俳優が会見 性加害問題で

「早く問題が終結してほしい」 元ジャニーズJr.の俳優が会見 性加害問題で

会見にのぞむ元ジャニーズJr.橋田康さん=26日午後、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)

(産経新聞)

ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長による性加害問題を巡り、ダンサーで俳優の橋田康さん(37)が26日午後、東京都千代田区の日本外国特派員協会で記者会見した。ジャニーズ事務所に所属していた平成11年ごろ、ホテルに呼ばれて前社長の性加害を受けたことを告白し、「早くこの問題が終結し、日本のエンターテインメントビジネスが新しいスタートを切ってほしいと思って、実名で会見した」と話した。橋田さんは週刊誌で性被害を告白しており、16日には東京・永田町の国会内で立憲民主党のヒアリングに出席している。

会見で橋田さんは、前社長の性加害について「行為が終わった後、体を洗い流しているうちに、涙が止まらなくなった。翌朝、1万円を渡され、自分の価値は1万円なんだと感じた」と証言した。

橋田さんは平成10年に同事務所に入所。CDデビュー前のタレントを指すジャニーズJr.として7年ほど活動した。

この問題では今年3月、英BBCがドキュメンタリー番組を放送し、4月には元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモトさん(27)が記者会見。オカモトさんは昨年11月、元参院議員のガーシーこと東谷義和容疑者(51)=暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などの疑いで逮捕状=とともに、動画投稿サイト「ユーチューブ」で、いち早く告発を行っており、ほかにも複数の元所属タレントが性加害を訴えている。

訴えを受けて今月14日、同事務所の藤島ジュリー景子社長が「被害を訴えている方々」に謝罪する動画と文書を発表。一方で、自身は性加害を知らなかったとし、「当事者であるジャニー喜多川が故人であり、確認できない」と事実認定を避けた。再発防止策として、社内にコンプライアンス委員会を設置。5月中に社外に相談窓口を設けるとしている。

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