「“日常がゆがむ”じゃないけど…」脚本家・西垣匡基が映画「犬、回転して、逃げる」の脚本を書き出した意外な出来事とは?

TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、お笑い芸人のなだぎ武さんと脚本家・演出家の西垣匡基(にしがき・まさき)さん。ここでは、西垣さんが監督・脚本をつとめ、なだぎさんも元因貴(もとより・たかし)役で出演している映画「犬、回転して、逃げる」の話について語り合いました。

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(左から)なだぎ武さん、西垣匡基さん

◆何も考えずに書く

なだぎ:作品を今回、観させていただいて、すごくシュールでいて温かさがあるなと思ったんです。それぞれの主人公は心にちょっとした想いがあったり、それぞれの抱えている“闇の部分”が出ているじゃないですか。

この作品を通して観たときに、いつの間にか闇の部分が温かみに変わっているようで。ただ、脚本を字面だけで読むと、絶望を抱えている人たちの物語なんですよね。

西垣:そうですね。

なだぎ:だけど、映像になったからこそ生まれる温かみを感じました。天然くんという犬も出てきますが、その子の温かみもあって、不思議だけど生きることにちょっと前向きになれる作品だなと。だから“この映画をいろんな人に観てほしい”と素直に思いました。

西垣:ありがとうございます。メチャクチャうれしいですね。

なだぎ:そもそも、どういう始まりでこの脚本を書き出したんですか?

西垣:犬が自分のしっぽを追いかけて回っているところを見て“あれに手を突っ込んでみたらどうなるんだろう?”と思ったんです。扇風機のなかに手を入れたら……みたいな。

そういう“日常がゆがむ”じゃないけど、“ちょっとした冒険をしてみる”みたいな映画を作りたいなと思って。本当にそれだけでスタートしました。

なだぎ:いつも本を書くときは、そういうちょっとした発想からどんどん膨らませていくんですか?

西垣:そうですね。めちゃめちゃカッコつけて言うと、何も考えずに書くんですよ。冒頭から“犬が回転している”ところをズラーッと書いて、そこから何も考えずにザーッと最後まで書いて、それから修正する。

なだぎ:何も考えずに?

西垣:はい。僕の癖で、話の終わりを決めると“これが、こうなって……”と固めちゃう癖があるんです。その書き方だと面白くないなと思ったので、今回は頭から何も考えずに書いていきましたね。

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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00〜26:00
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/speakeasy/

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