俳優イ・ボムスと離婚訴訟中の妻で通訳士のイ・ユンジンが、息子と会えずにいることがわかった。
イ・ユンジン側の法律代理人は3月25日、本サイト提携メディア『OSEN』との電話通話で「依頼人(イ・ユンジン)がSNSに載せた内容はすべて事実だ。彼女が息子と最後に会ったのは昨年(2023年)末、韓国に来たときだ」と明らかにした。
イ・ユンジンの弁護人は「イ・ユンジンさんが息子とまったく連絡さえできていない。息子関連の知らせをまったく聞けない状況」とし、「依頼人が息子の近況をとても聞きたがっている」と強調した。
さらに母子関係が断絶した背景について、「依頼人が配偶者(イ・ボムス)と協議離婚を試みたがうまくいかなかった。そのため離婚調停を申請したが、これさえも相手が欠席して成立しなかった状況」と説明。
続いて「相手(イ・ボムス)の気持ちを私たちも把握するのが難しい状態だ。相手は離婚訴訟を進行するという立場であり、私たちは円満な解決を望んだが、訴訟を進行することになった。できる限り早く終わらせようと思う」と付け加えた。
バラエティ番組に共演した仲良し夫婦が…
そもそもイ・ユンジンは2010年にイ・ボムスと結婚し、大きな話題を集めた人物だ。
2人は娘と息子をもうけ、バラエティ番組『スーパーマンが帰ってきた』(KBS 2TV)に出演し、SNSを通じて日常を公開するなど、韓国芸能界を代表する仲睦まじい家庭として人気を博した。しかし現在は離婚訴訟中だ。
特にイ・ユンジンは離婚訴訟の手続きを踏んで、子供たちと会えないと明らかにし、衝撃を与えている。彼女はSNSを通じて「娘は中学校進学を海外と選択したという理由で昨年末からソウルの家への出入りを禁止された。世帯主(イ・ボムス)に離婚調停を申請した私は、世帯主の承認と監視なしには、家に帰って下着さえ持ってくることができない状況だ」と悔しさを吐露した。
そんななかでイ・ユンジンは、息子の消息が気になるというネットユーザーらの質問に、「子供の消息を知っている方がいればメッセージをください」と頼み、切なさを加えた。実際に、イ・ユンジンの息子と同じクラスの友達の母親だと明らかにした人物が安否を伝えたりもした。
一方で、イ・ボムスは私生活の問題について言葉を慎み、慎重を期している。
イ・ボムスの所属事務所Y-ONEエンターテインメント側は3月23日、「俳優イ・ボムスはイ・ユンジン氏から離婚調停申請を受けて進行中だ。この内容は俳優の私生活の部分であり、所属事務所はその部分を尊重するために、介入したり内容を細かく聞いたりせずにいる」と慎重な態度を示した。
ただし「イ・ボムスが“個人の私生活で所属事務所と大衆に心配をかけて申し訳ない”と伝えた」と公式立場を表明した。
イ・ボムス側はイ・ユンジンの主張に対して「事実と異なる部分が多くある」と反論を予告した状態だ。Y-ONEエンターテインメント側は「イ・ユンジン氏が掲示する文章が記事化されることに対していちいち対応せず、イ・ユンジン氏が先に提起した訴訟の中で直接反論を通じて答えていく予定だ。イ・ユンジン氏が書き込んだ文章の内容が、事実と異なる部分がたくさんある。これに対してはイ・ボムスが法廷で誠心誠意、対応するという立場」と説明した。
イ・ユンジンは3月23日、自身のインスタグラムを通じて「合意別居の回避、協議離婚の無視、離婚調停不成立で10カ月が過ぎていく」とし、「奇怪な姿の二重生活、隠密な趣味生活、カギまでかけながらあれほど大切に保管していた物たち、靴下の中に隠して使っていた携帯電話まで。これは真心を尽くした家族に対する欺瞞であり、裏切りだ」などと投稿していた。
慎重なイ・ボムスと積極的なイ・ユンジンの対照的な離婚騒動は今後、どんな展開を迎えるだろうか。
(記事提供=OSEN)
◇イ・ボムス プロフィール
1969年11月25日生まれ。1990年の映画『そう、たまには空を見よう』でデビューした。映画『シングルス』『オー!ブラザーズ』『神の一手』、ドラマ『外科医 ポン・ダルヒ』『オンエアー』などに出演。2010年5月に通訳士のイ・ユンジンと結婚。娘と息子をもうけた。2014年から信韓大学校・公演芸術学部で教授を務めたが、2023年2月に辞職した。