脚本家の三谷幸喜氏(60)が2日、TBS「情報7daysニュースキャスター」(土曜後10・00)に総合司会として初登場した。
3月末で番組を卒業したタレントで映画監督のビートたけし(75)の後任として、同局の安住紳一郎アナウンサー(48)とともに総合司会を務める三谷氏。番組冒頭、安住アナから今の心境を問われると「楽しいね」と言いつつ、「どういう感じでここにいればいいのか、まだつかみかねている」と本音も漏らした。
第94回アカデミー賞で国際長編映画賞(旧外国語映画賞)に輝いた「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)の話題になると、「『ドライブ・マイ・カー』、すごく面白かったし、今回のこともうれしいんですけれども」と称賛しつつも、「コメディーは日本のほうが質が高い」と持論を展開。安住アナからアカデミー賞への興味を問われ、「僕自身はどうかって考えると、僕はコメディーを作っているので、コメディーってアメリカと日本を比べたら絶対日本のほうが質が高い。見ている人の質も高い。だからアメリカで認められたいってあまり思っていない」と語った。
そして同映画に出演する女優・三浦透子に触れ、「この方すごく良くて、映画館で見て『あっ、この人いい』って。初めて見たんですけど。僕は今、『鎌倉殿の13人』という大河ドラマを書かせていただいているんですけど、それにぜひ出てほしいとお願いして」とエピソードを披露。続けて「多分、あしたのオンエア、出るんですよ」と「鎌倉殿」をアピールすると、安住アナから「NHKの宣伝するのやめてください」とすかさず突っ込まれていた。