<※以下、ネタバレ有>
宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けるヒューマンコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」の阿部&宮藤氏&磯山晶プロデューサーが「タイガー&ドラゴン」以来19年ぶりにタッグを組んだ。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまう“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与える。
第3話は、小川市郎(阿部サダヲ)は再び昭和へ。一人娘の純子(河合優実)たちが待つ自宅に戻る。一方、令和の犬島渚(仲里依紗)と秋津くん(磯村勇斗)は向坂サカエ(吉田羊)の元夫でタイムマシン開発者・井上昌和(三宅弘城)と対面。過去を改ざんすると未来が変わってしまう“タイムパラドックス”の危険性について聞かされる。そして、純子は昭和の過激なバラエティー番組の挑戦者に。市郎とサカエもスタジオに付き添う。渚は先輩プロデューサー・栗田一也(山本耕史)の担当番組で起こったスキャンダルに巻き込まれ…という展開。
渚が勤めるEBSテレビの土曜午後の情報番組「プレサタ」に激震が走る。MCのツツミンこと堤ケンゴ(山本博)に、アシスタントとの4股交際が発覚。週刊誌のスクープに、堤は事実だと認めた。
生放送は間近。この日のエンタメコーナーのゲスト・八嶋に代役MCを頼んでみると、渚が提案。以前、海外ロケの航空券をビジネスクラスにしてもらい、恩義に感じる八嶋は快く引き受けてくれた。「仕切ればいいんでしょ。何とかする男だから、八嶋」――。
生放送中、次から次へとピンチに襲われるも、臨機応変の対応。SNS上には「今日のプレサタ、神回」「もうヤシマンでよくない?」などの投稿がズラリ。「#八嶋無双」がトレンド入りした。
けん玉挑戦の一幕もあったが、あれよあれよとエンディング。実際に上演中の所属劇団「カムカムミニキーナ」の新作公演「かむやらい」(東京公演は11日まで座・高円寺1、大阪公演は17〜18日・近鉄アート館)を告知し、番組を締めくくった。
コンプライアンス社会における「多様性」「働き方改革」に続き、今度は「セクハラ問題」に一石を投じる展開。恒例のミュージカルシーンは山本耕史と八嶋が歌って踊り、阿部のピアノ弾きに仲はコーラス。「♪娘に言わないことは言わない」などとセクハラのガイドラインを提案した。最後は吉田も加わり「♪お父さんをガッカリさせないで」などと市郎と純子の父娘愛に昇華した。
SNS上には「八嶋無双w」「八嶋智人、最後までカッコよかったなー」「ただの山本耕史&八嶋智人のコントw」「八嶋さん最終回までレギュラーで出てほしい」「元々普通に高い八嶋智人の好感度が爆裂に上がった第3話でした。MC八嶋智人がけん玉をする夕方の番組お待ちしてます!」などの声が上がった。
次回は第4話「既読スルーしちゃダメですか?」(2月16日)が放送される。