<※以下、ネタバレ有>
宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けるヒューマンコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」の阿部&宮藤氏&磯山晶プロデューサーが「タイガー&ドラゴン」以来19年ぶりにタッグを組んだ。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまった“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与える。
第7話は「回収しなきゃダメですか?」。犬島渚(仲里依紗)に連れられ、小川純子(河合優実)は令和の美容師・ナオキ(岡田将生)と出会う。渚は小川市郎(阿部サダヲ)羽村由貴(ファーストサマーウイカ)とのリモート会議に参加。台本の締め切りが迫るエモケンこと江面賢太郎(池田成志)のドラマについて話し合う。純子はデートに誘われ、ナオキといい雰囲気に…。同じ頃、昭和。姿を消した純子の行方を心配したムッチ先輩こと秋津睦実(磯村勇斗)が向坂キヨシ(坂元愛登)を問い詰めていた…という展開。
ムッチはタイムマシンの存在を知る。向坂サカエ(吉田羊)とキヨシに乗車時刻を騙され、一度はタイムスリップに失敗したものの、この回のラスト、ついに令和に降り立つ。
「オレは今、未来にいる。この一歩、ムッチにとっては小さな一歩だけど、人類にとっては…」
バス停に走ってきたのは、秋津真彦(磯村勇斗)。瓜二つの顔を見つめ合い、お互い「えっ…」と驚き「えっー!」と叫ぶ。まさかの父子対面となった。
令和にタイムスリップした純子はナオキとのデートで高台の神社に立ち寄り、絵馬に青山学院大学合格を祈願。昭和に戻ると「いい子になろうと思って」と勉強に励む。
SNS上には「ムッチ先輩きたぁ!」「ムッチ先輩ついに令和に!そして1人2役w」「ムッチとマッチ会っちゃったw」などの声。視聴者の驚きと爆笑を誘った。
86年から9年後、市郎と純子の“最終回”は決まっているが、予測不能な展開になってきた。