松竹は東京・歌舞伎座で上演中の「七月大歌舞伎」第3部の関係者複数名に新型コロナウイルス陽性が確認されたとして、前日に上演するとしていた19日の第2部と第3部を中止することを発表した。第1部は関係者に感染者が確認され、すでに18、19日の公演が中止となっていた。
松竹は「第一部の7月18日(月祝)、19日(火)の中止に伴い、昨日、第二部、第三部の舞台関係者にも念のため、PCR検査を実施しましたところ、第三部関係者複数名に新型コロナウイルス感染症『陽性』であることが確認されました」と公表。「濃厚接触者の疑いのある周辺関係者の今後の健康状態を見定めることで、より一層の安全確保に努めることといたしました」とし、「誠に申し訳ございませんが、昨日の時点で『両日とも予定通り上演』と発表いたしましたが、弊社としての総合的な判断により、本日7月19日(火)の第二部・第三部は上演を中止いたします」とした。
29日まで予定される「七月大歌舞伎」の今後の上演については、休演日の20日に決定次第、告知するとした。
第1部は「通し狂言 當世流小栗判官(とうりゅうおぐりはんがん)」、第2部は「雪月花三景 仲国」「夏祭浪花鑑」、第3部は「風の谷のナウシカ 上の巻−白き魔女の戦記−」が上演されている。