俳優ティモシー・シャラメ(27)主演の米映画「デューン砂の惑星PART2」が、7月中旬から続く全米 映画俳優組合(SAG−AFTRA)と全米脚本家組合(WGA)の60年ぶりとなるダブルストライキの影響で、11月に予定していた公開を来年3月に延期することが分かった。2021年に公開された「DUNE/デューン砂の惑星」は、今年3月に行われたアカデミー賞で撮影賞や視覚効果賞など最多6部門を受賞している。
ストの影響で出演者は映画祭やプロモーション活動に参加できないため、同作は8月30日から開幕するベネチア国際映画祭への出品を取りやめていた。同作は今年の賞レースの注目作品だったが、公開延期となったことで大手映画チェーンにも打撃となりそうだ。
ワーナー・ブラザースは、「ゴジラ×コング:ザ・ニュー・エンパイア」の公開も、来年4月12日に延期することを決めている。
シャラメ主演の「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」は、現時点では12月に予定通り公開されるという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)