同作は司法組織を舞台にしたオリジナルの物語で、キャッチコピーは「殺人犯へ、あなたを無罪にして差し上げます。」
無罪の証拠を探して依頼人を助ける救世主ではなく、犯罪者である証拠が100%そろっていても無罪を勝ち取る主人公の弁護士・明墨正樹を長谷川博己が演じる。ほか、北村匠海、堀田真由、大島優子、木村佳乃、野村萬斎ら豪華俳優陣が出演している。
<以下ネタバレ有り>
12年前の糸井一家殺人事件の容疑者として死刑判決を受けた志水(緒形直人)の冤罪を晴らそうとする明墨。しかし、当時さいたま地検から応援で千葉地検に来ており、志水の事情聴取を担当。自白を引き出したことが明かされた。
そして、6年後、明墨は志水の冤罪に気づく。同事件を調べた元同僚の桃瀬(吹石一恵)が作ったファイルに、志水のアリバイの証拠となる動画の存在が書かれてあり、それを紫ノ宮(堀田真由)の父で千葉県警の倉田(藤木直人)と千葉地検の検事・伊達原(野村萬斎)が隠ぺいしたことが明らかに。この動画を撮影したのは就職浪人中の緋山(岩田剛典)で、その雇い主が江越(迫田孝也)だった。
動画を入手すべく、江越との接触に成功した明墨。しかし、ホテルのラウンジには潜入した刑事で埋め尽くされており、伊達原に先手を打たれた形となった。動画データを手に入れた伊達原は内容を確認し、データを消去。明墨事務所に花束を持って訪れる異常すぎる行動を見せた。
“ラスボス”としての正体を現した伊達原に「こわすぎる」「癖が強い」「狂ってる」などの声が上がった。また、ハードディスクを足で踏みつぶす狂気っぷりに「シン・ゴジラだ」「ゴジラ以上」「ひとたまりもない」「素晴らしい破壊」「あまりにもゴジラ」「ゴジラでも戦ってた2人だ」など、16年公開の映画「シン・ゴジラ」を連想したコメントが多く寄せられた。
「シン・ゴジラ」では野村がゴジラ役を務め、長谷川は内閣官房副長官・矢口蘭堂を演じた。