読売日本交響楽団の楽団員が10日、沖縄県立那覇高校で吹奏楽部員約50人に演奏指導を行った。読響は沖縄復帰50年を記念し30年ぶりの沖縄公演を行うため那覇市入りしている。
同市出身のホルン奏者、上里友二さん(44)ら5人が、それぞれ10人前後のグループを指導。上里さんから「もっと息を入れて音量を落とさないで」とアドバイスされた3年生の女子生徒(17)は「指摘が具体的で音をイメージしやすかった」と喜んでいた。指導後の全体演奏を聴いた同部顧問の教諭は「生き生きした音に変わって驚いた」と話した。
読響は11日夜、同市内で沼尻竜典さんの指揮、辻井伸行さんのピアノ独奏でコンサートを開く。