1986年4月の放送開始から37年間、司会を務め、昨年4月に司会を勇退。その後もクイズマスターの肩書で番組に出演した。同一番組での37年の司会は、「アタック25」の児玉清さんを超える日本のクイズ番組史上最長記録だった。
エンディングで、黒柳徹子に続いてコメントを求められた草野。「『日立・世界ふしぎ発見!』は、歴史をテーマにした番組なんですね。不思議な出来事が起きていたとしたら、どうしてそういうことが起きたのだろうなどとみんなで想像して、歴史と遊ぼうという番組でした」と、番組の主旨を説明した。
放送された38年の長さにも言及した。「38年という長さは、実は1人の人間が22歳で大学を卒業して、就職をします。そして、38年間勤め上げると満60歳、定年を迎える。つまり、1人の人間にとっては、自分自身の職業をまっとうするという、大変長い長い時間なんです」。説得力のある言葉に、DAIGOはうなずいて聞き入っていた。
草野は「土曜の夜、38年間も番組をやり続けてきたという歴史は、過去には一切ありません」と自負しながらも、「ということは、大勢の皆様が応援、バックアップする声を世の中に届けて下さったからこそ、今日私たちは継続してくることができました。本当に皆様、この場を借りて失礼ですけど、ありがとうございました」と視聴者への感謝を忘れなかった。
番組のレギュラー放送は終わるが、今後は不定期で特番が放送される。草野は「私たちの番組は、いわゆるレギュラーの番組としては終わりを迎えることになりましたけど、形を変えてまた特別番組という形で放送させていただくことができるようでございます」と期待を口に。「またその日に、すべての皆様とご一緒に、テレビを通してお会いできればいいなと思っております」と願った。
最後はエンディングの定番コメント「それではまた、ふしぎの世界でお会いしましょう。さようなら」で締め、番組は38年の歴史に幕を閉じた。
番組では、これまで170の国・地域を、ミステリーハンターと呼ばれるリポーターが旅してきた。最終回は、番組でこれまで取材した合計4万時間、日数にすると1667時間という映像資料をひもとき、視聴者リクエストや二度と見ることのできない映像など、さまざまなベストワン映像を紹介した。
草野のコメント全文は以下の通り。
「日立・世界ふしぎ発見!」は、歴史をテーマにした番組なんですね。不思議な出来事が起きていたとしたら、どうしてそういうことが起きたのだろうなどとみんなで想像して、歴史と遊ぼうという番組でした。38年という長さは、実は1人の人間が22歳で大学を卒業して、就職をします。そして、38年間勤め上げると満60歳、定年を迎える。1人の人間にとっては、自分自身の職業をまっとうするという、大変長い長い時間なんです。
土曜の夜、38年間も番組をやり続けてきたという歴史は、過去には一切ありません。ということは、大勢の皆様が応援、バックアップする声を世の中に届けて下さったからこそ、今日私たちは継続してくることができました。本当に皆様、この場を借りて失礼ですけど、ありがとうございました。
ということで、私たちの番組は、いわゆるレギュラーの番組としては終わりを迎えることになりましたけど、形を変えてまた特別番組という形で放送させていただくことができるようでございます。またその日に、すべての皆様とご一緒に、テレビを通してお会いできればいいなと思っております。
それではまた、ふしぎの世界でお会いしましょう。さようなら。