松本潤が小国に生まれながら乱世で奮闘し、江戸幕府を開いた徳川家康の生涯を演じるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・0)の第2回が15日、放送された。まさかの次回予告に視聴者からは困惑の声が上がっている。
※以下、ネタバレあり。
★「どうする家康」第2回「兎と狼」あらすじ
織田軍に包囲され、絶体絶命の松平元康(松本潤)。だが、なぜか織田信長(岡田准一)は兵を引く。元康は慌てて大高城を飛び出し、瀬名(有村架純)を残す駿府に帰ろうとするが、家臣団は故郷の三河に戻りたいと猛反対。元康は渋々三河へ向かうが、敵のわなにはまり、重臣の鳥居忠吉(イッセー尾形)が大けがを負うなど松平軍は壊滅状態に。何とか岡崎の大樹寺に逃げ込んだが…という展開だった。
元康(家康)を主君として認めていない本多忠勝(山田裕貴)。今回は「俺の望みはお主を主君と仰ぎ、お主を守って死ぬことであった」と本心を明かし、勇ましく敵陣の前に立つ元康に「道をあけい!」と呼応する姿が描かれた。
ところが、次回予告では「本多平八郎忠勝討ち死に」という声とともに忠勝が仰向けに横たわる姿が。本多忠勝といえば生涯57回の合戦を経験しながら体にかすり傷一つ負わなかったと伝わる〝戦国最強〟ともいわれる武将。そんな忠勝の「討ち死に」はツイッターでトレンド入りし、「忠勝討ち死には何がどうなったってちょっと面白い」「討ち死にとか有り得ない」「殿の夢設定かな?」「人の討ち死に予告きいて笑顔になったの初めてです」「もはやフェイクにすらない予告」「忠勝討ち死にって言ってなかったか?え?どゆこと?」などの声が上がっていた。
大河ドラマ通算62作目となる「どうする家康」は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」や「探偵はBARにいる」シリーズを手がけ、ドラマ「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどでも知られる古沢良太氏が脚本を担当。織田信長、武田信玄らが群雄割拠する乱世に飛び込み、「どうする?」と何度も決断に迫られた家康を、現代に通ずるリーダー像として描く。嵐の松本潤が大河初挑戦で主演を務め、戦国時代の大スターとはほど遠い「ナイーブで頼りないプリンス」を演じる。弱く繊細な若者は、いかにして戦国の世を平定する天下人まで上り詰めたのか。語りは寺島しのぶが担当する。