tvNドラマ「シュルプ」5話(視聴率7.8%)では、中殿ファリョン(キム・ヘス)が世子(ペ・インヒョク)に約束をする様子が描かれた。
侍講院での講読中に倒れた世子が、ずっと前から血虚闕を患っていたことを知った王(チェ・ウォニョン)は御医のハリ治療を止めようとするファリョンに「中殿は世子から離れなさい。すぐに出て行けと言っているのだ」と中宮殿に幽閉を命じた。
これ以上、世子の状態を伝え聞けないことにファリョンは「王は私に大きな罰を与えているんだ」と言って胸を叩きながら泣いたが、朝になると立ち上がり「宮中にばらまいておいた私の味方たちを動かす」と言った。「絶対に世子のそばを離れてはいけない。誰も世子と二人きりにしてはいけない。特に御医チョ・グクヨンは常に注視するように」というファリョンの指示に従って東宮殿の内官や宮女たちが動いた。ファリョンは宮女に扮して外出した。
ファリョンは廃妃ユン氏(ソ・イスク)に会い、「世子を守れる最後の機会」だとしてテイン世子の最後について聞いた。戸惑ったように笑ったユン氏は「あなたの息子がそのまま死んでほしい。この王朝はわが子を粛正してその血で得たものだ」と答えた。
ファリョンは「神の意志ではなく人が介入しているのなら、全てを暴いてわが子に手を出したやつらを私の手で殺してやる」と言った。ユン氏は「私があとで頼んだら、無条件にそれを聞き入れてほしい」と条件を出して殺害の背後に大妃(キム・ヘスク)がいることを教えた。
戻ったファリョンは世子を廃するように訴えている役人たちの前に現れて「何を廃するというのだ。これは世子を助けるためにしているのか、殺すためにしているのか」とその場を制圧した。王が出てきてファリョンの肩を持ち「これからも廃世子について論じることはない。謀反とみなす」と言った。
目覚めた世子が呼んでいると言われたファリョンは東宮殿に走って向かった。以前、世子が「風になってでもそばにいる。だから息子や弟たちを守ってほしい」と言った時にファリョンは「そんな約束はできない。早く起き上がることだけを考えなさい」と答えていたことを思い出し、「もう少しだけ耐えて。母さんの答えを聞いてからにして」と願いながら走り続けたが、東宮殿に到着した時には世子は息を引き取っていた。ファリョンは世子を抱きしめながら「あなたが残した子も、私に残された子たちも守ってみせる」と約束した。